「衣類の量が「少なすぎる」のも汚れが落ちない」!? 洗濯機の“正しくない”使い方に驚愕
生活に欠かせない家電の「洗濯機」ですが、正しく使いこなせていますか?宅配クリーニングのcoco-ara(ココアラ)の公式インスタグラムアカウント(@coco_ara_cleaning)が、「やりがちな洗濯機のNG行動」を紹介し、注目を集めています。思いがけずにやっている行動が、「汚れ落ち」を悪くしたり、「洗濯機の寿命」を縮めたりしているかもしれません。
2024年9月17日 16時10分 まいどなニュース
お洗濯は正しく
お洗濯です。これも毎日の家事では欠かせない作業ですが、もしかするとここでも独自のルールやこだわりをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
家事については、家庭ごとに常識が違っていたり、長い経験の中で我流とも言えるスタイルを貫いている方もいらっしゃるかもしれません。
しかしながら、物事にはセオリーや正式な使用方法があるのも確かです。やはり設計時に想定した条件で正しい使い方を守って頂くことが、当然良い結果につながりますし、機器の故障も少なくて済むはずです。
NG行動①
記事にあったのは、洗濯機のNG行動ということで、五つが紹介されていました。
①衣類を詰め込みすぎる
衣類の汚れは、回転によってできる水流で衣類がぶつかり合い、もみ合って落としていきます。適正量以上にギュウギュウに衣類詰め込んでしまうと、この水流ができず、どれだけ洗ってもキレイに「汚れ」が取れません。落としきれなかった汚れは衣類に「黄ばみ」や「黒ずみ」を作ってしまう可能性も。
これはわかりやすいNG行動ですね。さすがにそこまで詰め込み洗いされる方はいらっしゃらないと思いますが、下記の適正量も参考にしてください。
▽洗濯機に入れる衣類の適正量
・縦型洗濯機…7割
・ドラム型洗濯機…ドラムの半分~3分の2程度
NG行動②
②衣類の量が少なすぎる
実は、衣類の量が「少なすぎても」ダメなんだそう。洗濯物同士が水流でもみ合ってきれいになる仕組みの洗濯機なので、少なすぎるとただクルクル回っているだけで十分に汚れは落ちません。少なくとも「5割程度」の量を入れましょう。と言うことです。
一人暮らしや夫婦二人などでは、毎日洗濯する必要は無いようです。時短と省エネを考えたら一日おきくらいで丁度良いのではないでしょうか。
NG行動③
③洗濯ネットにたくさん入れる
「洗濯ネット」にたくさんの衣類を入れてしまっている方も多いのではないでしょうか。ネットに入れた洗濯物は「大きなかたまり」になって動くので、洗濯槽で回転すると「ボール」のようになってしまいます。偏りが起きやすく汚れも落ちませんし、洗濯機の破損をまねいてしまうので、ネットにたくさん衣類を入れるのはやめましょう。
これもちょっと想像すればわかりそうなことですが、上にも書かれていました通り洗濯物同士がもみ合わなければ汚れは落ちないんですね。やはりここも5割程度にしておかれては如何でしょうか。
NG行動④
④洗剤の量を適当に入れる
「少し汚れているからいっぱい入れておこう」と、適当な洗剤の量を入れると、逆効果の場合もあります。洗剤の量は商品記載の目安使用量を、きちんと付属のキャップなどで計って正確に入れるようにしましょう。洗剤が少なすぎるともちろん落ちませんし、多すぎても洗剤がすすぎきれずに繊維の中に残ってしまい、さらに「シミ」になったりする場合もあります。
もしかすると、ご自身の大雑把な性格に気づいていないかもしれませんが、ことお洗濯では正確な計量が必要で、用途と用法を守ることも大切です。
NG行動⑤
⑤洗剤に一晩つけ置きする
つけ置きすると、洗剤が繊維に浸透して汚れが落ちるだろう…と考えがち。ですが、普段のお洗濯用の場合、つけ置くことを想定しては洗剤は作られていません。「色落ち」や「傷み」などの悪影響を与えてしまいます。洗剤のパッケージ記載の方法と容量どおりに、正しく洗濯しましょう。
これも当たり前と思われる方がほとんどだと思いますが、やはりちょっと気を抜いてしまった時などには注意が必要ですね。つけ置き洗いが必要な時は専用の洗剤をご使用ください。
如何だったでしょうか。ベテランの皆様にはギャグのようなお話しかもしれませんが、日本人特有の思い込みを信じて、長らく残念な暮らしを送られている場合もあるかもしれません。
洗濯機と同様に家も正しい使い方を実践することで、快適と省エネが実現できます。ご不明な点がございましたら、お気軽にご相談ください。