【暑熱順化トレーニング】急な暑さに備える入浴方法とは? 汗をかく習慣づくりのために – 花王が解説
花王は4月22日、ボディケアと健康についての調査結果を発表した。ボディケアについての調査は2024年9月、首都圏在住10~70代女性1,200人を対象に。
健康についての調査は2024年2月と7月、首都圏在住10~60代男女(2月2,007人、7月2,006人)を対象に、どちらもインターネットで行われた。あわせて、暑熱順化をサポートする入浴習慣についても解説している。
2025年4月28日 11時8分 マイナビニュース
季節と体調管理
いやはや、もう何年も前からお伝えしているとおり、日本では四季から二季へと移行しているように思われますので、夏と冬の時期が長くなり、春と秋はどんどん短くなっていますね。
そうなると季節の変化が急激にやって来る感じがします。昨日までヒートテックやスパッツをはいていたのに、次の日にはエアリズムの半袖ということが起こったり、衣替えも一瞬で行わなければいけないような、そんな季節感になっています。
このような日本の環境下では、体調を維持管理するのもだんだん難しくなっていて、季節の変わり目では多くの世代で体調を崩されることもあるようです。
体温と免疫力
記事によれば、新型コロナウイルスの流行の経験もあり、免疫を高めることへの関心からか、入浴で体温を上げることが意識されるようになった。とありました。
調査によると、健康な体を保つためにおこなっていることとして、約半数が「規則正しい生活をする」や「睡眠を十分にとる」を挙げ、次いで「栄養バランスを意識した食事」、「湯船につかって体温を上げる」、「体力や筋力をつける」が続く。とのこと。
そうですね、免疫力を高めることを意識的に行うとか、健康のへの意識はコロナ禍以降でかなり変化したのかもしれません。
入浴時間の減少
しかし、多くの人は夏になるとシャワー中心の入浴スタイルに移行し、週に3回以上湯船につかる人は冬に比べて減少する。特に男性は、女性に比べ夏も冬も湯船につかる入浴の頻度が低い傾向にある。
また、夏は湯船につかる時間が10分未満の人が約6割に達し、男女ともに冬に比べ短時間になっている。という調査結果になっていました。
確かに若い世代では、特に湯船につかるということを避けられるとか、最近は入浴自体をキャンセルされる人も増えていると聞きますので、体調と共に衛生面でも心配ですね。
暑熱順化
続いて記事に書かれていたのは、近年、夏場の記録的な高温から「地球沸騰の時代」とも言われるようになり、日本の夏も暑く長くなっている。ゴールデンウィークの時期でさえ、夏日(最高気温が25℃以上)や真夏日(最高気温30℃以上)が頻発し、多くの人が急激な暑さに戸惑うことが増えた。
気温が上昇してくると、体は自然と「暑熱順化」が進み、汗をかきやすくなり、体温調節がスムーズに。しかし、肌寒い季節から急に気温が上がると、体が暑さに適応できず、急激な気温の変化には注意が必要となる。
厚生労働省の「働く人の今すぐ使える熱中症ガイド」では、暑くなる前から運動や入浴で汗をかくことを勧めている。とありました。
詳しくは下記リンクから参考にしてください。
トレーニング方法
さて、では具体的にどのようなことを行えば良いのでしょうか。記事で紹介されていた暑熱順化トレーニングは下記のとおりです。
暑い季節を快適に過ごすためには、暑熱順化トレーニングが欠かせない。具体的には、ウォーキング(30分)や走る(15分)なら週に5回、自転車(30分)なら週3回、湯船につかる入浴やサウナなら2日に1回が、暑熱順化トレーニングとして推奨されている。
暑熱順化には個人差があり、数日から2週間ほどの継続が必要とされる。また、涼しい環境でしばらく過ごすと、その効果は薄れると言われており、暑さに慣れた後も、週に数回は湯船にゆっくり浸かって汗をかく習慣を続けることが推奨される。と書かれていました。
最後に記事にあたのは、暑い季節になっても入浴を楽しむために、入浴剤を取り入れることができる。さわやかな香りが広がる入浴剤を使えば、リラックスしたバスタイムが楽しめる。夏場は、ぬるめのお湯(約38℃)にクールタイプの炭酸入浴剤をつかって、10~20分ほど入浴するのがおすすめだ、というところは花王さんのご意見だと思います。
すでにGWを満喫されている方もいらっしゃると思いますが、なんか夏と冬が力比べをしているような天候が続きそうです。暑熱順化トレーニングをすぐに始めて夏に備えましょう。
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