ぶっちゃけ相当な覚悟がいります! これから旧車趣味を始めるなら知っておくべき7つのこと
旧車に手を出す前に知っておきたい現実
昨今の旧車ブームもあり、いちどは憧れた&手に入れたクルマに乗ってみたいという話をしばしば耳にします。はたして、夢と憧れだけで旧車&ネオクラシックカーを手に入れて大丈夫なのでしょうか? 7つの事例を交えて考察してみました。
2025年4月24日 10時0分 WEB CARTOP
旧車が趣味
今日のニュースで目に付いてしまったので、取り上げさせて頂きました。
内容は車関係の雑誌に取り上げられた記事のようですので、これは全く興味の無い方も多いと思います。そんな場合はスルーしていただいてかまいません。
しかしながら、ちょっとだけのぞいてみたいという方には、情報を共有して頂けると良いかと思います。
旧車というキーワードがいつの頃から使われ始めたのかわかりませんが、20年くらい前にはまだ無かったように思いますし、もちろん今ほど注目されたりすることはなかったですね。
もちろん車が普及し始めてからまだ100年少々ですが、以前からクラシックカーというジャンルはありました。
そんな中、近年では世界の流れの中で、電気自動車の普及が進みそれまでのガソリン車がなくなるとの予想があったり、またはデザインの回帰、投資としての希少性、アメリカの法規制などの条件が重なってか、日本でも昭和の車がどんどん値上がりしています。
そこから世界的な流行となっているようですが、一時の流行に乗った好奇心だけでは、確かに少々危険な感じもいたします。
注意点
記事で取り上げられていたのは下記のような注意点でした。
●車両本体価格+かなりのリフレッシュ代がかかることを覚悟すべし
●壊れる前提で手に入れるべし
●エアコンやクーラーの利きは期待したらアカン
●全部をショップ任せにしない(DIYもやる前提)
●多くの部品が製造廃止か欠品だと覚悟すべし
●定期的に動かしてあげる必要あり
●同じクルマのオーナーの助言は天の声
これらの注意点については概ねその通りだと思います。
旧車あるある
記事にもありましたが、壊れて、修理して……というサイクルを繰り返し根気強く維持していけば、そのうち機械が現オーナーに馴染んできて、ノントラブルで走れる時期が訪れるはずです。そこまでの苦行に耐えられるか、その前に諦めるか、クルマに試されているようなものです。これぞまさに踏み絵です。
古い機械ですから、最低限のメンテナンスはもちろん必要ですが、構造が単純なだけに実は修理もしやすかったり、部品も他の車から転用が出来たり、工夫の仕様があるところもコスト削減につながると思います。
また、これも書かれていましたが、現代のクルマのようにほぼ全車にエアコンが標準装備の時代ではありませんでしたので、とくに昭和の時代のクルマともなれば、エアコンではなくクーラーの時代。それもオプションです。自宅用もそうでしたが、お金もちの家でもない限り各部屋にクーラーが備わっているなんてぜいたくな時代だったのです。
真夏はオフシーズンと割り切って、維持することも必要かもしれませんね。
そして、古いクルマゆえに多くのモデルで純正部品が製造廃止か欠品となっています。最近では国産車でも純正部品の再生産をはじめましたが、特定のモデル、そして部品に限定されているため、その恩恵を受けられるのは一部のユーザーのみです。いま装着されている部品が壊れたり、寿命を迎えた場合、どうにかして入手・修理しなければ、下手をすると車検をクリアできないこともあります。
これについては先ほども書きましたが、今ならまだ何とかなるように思います。しかしながら、車関係においてもまた人材不足が進んでいて、修理を担える技術者さんや職人さんも確実に減ってきていますので、ある程度コミュニティーなどでの情報交換は必要かもしれません。
良いモノを長く使う
記事ではまとめとして、憧れだけではどうにもならない面もあると書かれていました。憧れや夢を現実にしたい気もちは痛いほどわかります。若いときに憧れと勢いだけで旧車を手に入れ、手痛い目を見たことがある人も多いようです。とのこと。
私的には、是非一度お試しして頂いても良いと思いますが、車を移動手段としてお考えの方には、ちょっと目的が違うような気もいたします。最近は推し活も流行っていますが、ある意味車の推し活と思って頂けると良いでしょう。
出来れば流行ではなく、好きな車を長く所有して頂けるのが理想のように思います。
住まいも同様に、長く使えて資産になるRC住宅なら、大切な車を守ることが出来ますのでオススメです。