お金っていいな 新紙幣求め行列
20年ぶりとなる新しい紙幣が発行され、きょうから流通します。けさ、日本銀行からそれぞれの金融機関に引き渡され、早速、新紙幣への両替が始まっています。中継です。
大手銀行です。こちらに実際の紙幣がありますが、1万円札は渋沢栄一、5000円札は津田梅子、1000円札は北里柴三郎と20年ぶりの衣替えとなりました。こちらの銀行では午前10時から新しい紙幣への両替が始まり、いまもATMにはこの新しい紙幣をいち早く手に入れようと多くの人が列をつくっています。
2024年7月3日 12時8分 TBS NEWS DIG
是非我が家へ
もしよろしければ、諭吉さんには我が家で休んで欲しいところですが、いつも忙しいようですのでお立ち寄りして頂けません。
ということで、本日より新紙幣が発行されたんですね。私たちの手に届くのはいつ頃になるのでしょうか。
5年の準備期間
今日まで、新紙幣の刷新発表(2019年)から発行までの5年間のうち、2年半は自動販売機やATMなどの開発・改修等、民間における準備期間とされていましたが、業種や企業規模によって新紙幣対応の進み具合にはバラつきがあるようです。
また一部のお店ではキャッシュレス決済のみにする動きもあるなど、対応自体もまちまちですが、記事によれば、財務省のまとめでは、新紙幣は金融機関のATMで9割、鉄道でも8割~9割対応しているといいます。
岸田総理いわく、「新紙幣が国民の皆様に親しまれ、日本の経済に元気を与えてくれることを期待したい」とのことです。
狙いは2つ
今回、新紙幣が導入された狙いは2つだそうです。それは偽造防止の強化と使いやすさの向上ということ。
先行して話題になっていました通り、見る方向によってお札の肖像が回転する最先端の「3Dホログラム」を採用したほか、額面の数字を従来のお札よりも大きくしたことで、金額を識別しやすくなりました。
そして、もう一つ期待されているのが、キャッシュレス決済です。
記事によれば、現金のニーズは根強い日本ですが、政府は現在4割ほどとなっているキャッシュレス決済の比率を将来的に8割にする目標を掲げていて、今回の導入によって、さらに進む可能性があります。
新紙幣の導入によって現金を使う機会が減っていくことになれば、今回が本格的に流通する最後の紙幣になる可能性もあります。
詐欺にも注意
ここで注意して欲しいのは、ここのところニュースにもなっていましたが、「旧紙幣が使えなくなるので、新紙幣と交換します」と言って、自宅を訪問して現金を回収したり、ATMへと振り込みをさせたりする事案が発生しているようです。もちろん明日からも、手持ちの旧紙幣は使えます。
また、「新紙幣発行に伴い、現在のキャッシュカードを変更する必要がある」と言って、自宅を訪問するなどして、暗証番号を聞き出して、カードを持っていく。というケースもあるそうです。
高齢者家族のいらっしゃるご家庭では、くれぐれも新手の詐欺被害に遭わないようにご注意ください。
もちろん弊社では、新旧どちらの紙幣でも対応可能ですので、是非ご利用ください。