リフォーム・購入から3年以内でも「住宅に不満を感じる」人が4割以上、プロが薦める「暮らしの質を上げる」住宅機能とは?
3月13日以降、長らく続いたマスク着用の判断が個人に委ねられるようになったこともあり、これまで通りの感染症対策の観点はもちろん、住環境の空気質への注目度がさらに高まっていくことが予想されます。
三菱電機は「3年以内にリフォーム・注文住宅購入者」および「リフォーム業従事者」を対象に、住環境や住宅機能・設備に関する調査を実施。現在の住宅に不満を感じるポイントや、リフォームのプロ目線でおすすめの住宅機能などを紹介しています。
2023年3月16日 12時0分 ガジェット通信
なんとも残念な結果です
これはなかなか気になる調査ではないでしょうか。
3年以内ですと、おおよそコロナ禍の中で生活環境を改善するべく、住まいをリフォームしたか、または注文住宅を建てた人ということですが、その間での住まいづくりに対して、どのようなことを不満に感じられたのか、是非お話を伺って今後の参考にさせて頂きたいと思います。
まず最初に今回の調査によると、リフォームや注文住宅購入をしてから3年以内にもかかわらず、41.0%の人が自宅に何らかの不満を持っていることが判明したということです。
ちょっと予想よりも多めな数字ではないでしょうか。4割もの人がまだ新しい我が家に対して不満を持っているとは、あまりにも残念と言わざるを得ません。
不満に感じるのは
一体その要因は何なのか、どこを改善すれば施主に喜んでもらいながら快適な生活を送って頂けるように出来るのか。せっかくの資金が有効に使われなかったのは何故か。
記事によれば、中でも自宅の空気に何らかの不満を抱える人は68.8%と、約7割にのぼる結果だったということ。「室内の暑さや寒さ」(49.3%)、「結露の発生」(37.3%)、「室内の換気時の温度変化」(29.8%)といった項目が不満の内容として多く挙げられたそうです。
しかし、上記のような室内の空気に関する不満は多いものの、検討時に「空気質を改善・向上する機能」を重視していた人はリフォーム実施者で10.3%、注文住宅購入者で14.7%と、どちらも約1割にとどまっていることも分かったということ。
これが希望と現実のギャップというものだと思いますが、多くの方の場合は初めての経験でしょうから、どうしても見た目に関する仕上げをどうするとか、キッチンやお風呂は何にするか、などに意識を取られてしまうのは無理もありません。
専門家のオススメは
一方で、記事では専門家の業者を対象とした調査も行っていて、リフォームのプロの視点から「見落としがちだが重要」という視点で一つだけアップグレードすべき住宅設備を聞くと、「窓・窓サッシ」(31.0%)、24時間換気システムなどの「換気機器」(18.0%)が上位になっていたということ。
まあ今回の調査は三菱電機さんが行ったものですので、そこは含み置き頂くとして、私たち専門家が日々研究を進めている、省エネと快適性を追求した住まいづくりには、そのキモとなる部分があるのも事実ですし、そこに一定のコストをかけることが、コスパの良い住まいづくりにつながると思います。
記事にもありましたが、専門家に暮らしの質を上げるためにアップグレードをおすすめする住宅機能を聞くと、「断熱・遮熱機能」(78.0%)が最も高く、次いで「省エネルギー機能」(50.0%)、「空気質を改善・向上する機能」(32.0%)、「気密性を高める機能」(31.0%)などが上がっていたようです。
少しは専門家の意見も聞いて欲しい
今回の調査結果としてわかったのは、室内の空気質はリフォームや注文住宅購入を行う際に重視する人が少ない実態がある反面、暮らしの質を高めるために建築のプロがおすすめする住宅の機能としてはトップ3に挙げられ、意識的に目を向けるべき住宅機能であることが明らかになりました。
現在の標準的な技術では、一定の投資をして頂ければ電力会社に光熱費を支払わなくても済む暮らしが実現出来たり、真冬や真夏でも家の中の温度差が少なく、安全で快適な暮らしが少しのランニングコストで実現出来る時代になっています。
家族の安全と健康、さらに環境や資産形成も含めて、住まい選びを考えて頂きたいと思いますし、その答えはきっとRC住宅に辿り着くのではないでしょうか。
まずはRC住宅の資料をご請求ください。