“推し”のための祭壇?はせがわが神棚と同じ素材・技法の「推し檀」を発売…担当者に楽しみ方を聞いた
好きなキャラクターなどを応援する「推し活」グッズを意外な企業が発表した。それが仏具メーカーの株式会社はせがわが10月9日に発売した「推し壇」だ。“推し”のための祈りのステージだという。
国産のヒノキ材で作られた「推し壇」の重さは750gで、サイズは幅30✕奥行き15cmで、屋根の高さは「推し」のサイズに合わせて37~46cmまで4段階で調節可能。もちろん仏具メーカーだけあって、「推し壇」は本物の神棚と同じ素材・技法を用いた本格仕様になっている。
2023年10月27日 11時15分 FNNプライムオンライン
推しと推し活
昭和の世代からしますと、マニアックな収集癖を持ったオタク的なイメージを持たれるかもしれませんが、そのような印象とは違って今は自分が応援したいと思える対象を全て「推し」というようです。
そしてその「推し」に対して、イベントに参加したり、各種グッズを買ってみたり、いろんな形で応援することを「推し活」と言うんですね。
いつの時代でも
そんな想いというか趣味というか、夢中になる対象は皆さんお持ちだと思いますし、それは昭和の時代からアイドルの追っかけがあったり、親衛隊という団体があったり、似たような活動はあったと思います。
残念ながら私の場合は、今現在さすがに推し活するような対象はありませんが、弊社スタッフの中には結構一生懸命に推し活している人もいたりします。
大切に楽しむ
そこで今日の記事にあったのは、そんな「推し」のための祭壇的な飾り棚とでも言いますか、推し活をさらに楽しむための道具とも言えるかもしれません。
本物の神棚と同様に作られたこの「推し壇」は、ACアダプターを用意すれば、付属のLEDテープライトを20色・21パターンで光らせ、好みのライトアップが楽しめるということです。
さらに別売りの「壁掛け棚 白木 汎用」を用意すれば、石膏ボードの壁面に設置することもでき、こちらも別売の「お札立て 高欄型」と「推し壇」と組み合わせたイメージも公開しています。
ちなみに価格は「推し壇」が1万3750 円(税込)、「壁掛け棚 白木 汎用」は5500円(同)、「お札立て 高欄型」は2200 円(同)となっていました。ご興味のある方は下記からご覧になってください。
企業の使命とか
この新しいジャンルの商品を開発された企業さんは、皆さんご存じだと思いますが、CMなどでもおなじみの、お仏壇のはせがわです。
記事にあったインタビューでは、「推し活」グッズの開発は初めてかとの問いに対して、初めての試みです。社内ではまだまだ「推し」や「推し活」に対しての認知度が低く、1から説明をすることからスタートしたので大変でした。とのことです。
また、開発することになった経緯としては、推し壇は、当社の使命である「心の平和と生きる力を自らと人々が実現する」という考えがきっかけで開発されました。ということです。
なんとも大きく素晴らしい使命感をお持ちで、その使命感に手を合わせたいと思うほどです。
感謝と祈りを捧げましょう
さらに、開発者を含め「推し」を持つ者にとって「推し」の存在は生きる支えであり、アイデンティティにもなり得るため、「推し」に感謝と祈りを捧げる行動は、「心の平和と生きる力」を実現させるものだと考えています。ということです。
さすがです。もうそう言われると、推し活をしている者の気持ちがわかっている、と思えますので、もしかするとこの「推し壇」を推す人が現れるかもしれませんね。
開発者さんはこの「推し壇」のこだわりについて、仏具店、宗教用具店でしか実現できない「品質と品格」に自信を持っております。本物の仏具、宗教用具と同じ素材と技法を使用している品質面はもちろんのこと、手を合わせる文化や、敬い・感謝の心を大切にしている当社から出る商品だからこそ、共感いただける安心感があるのではないかと考えています。と書かれていました。
平和に生きるならRC住宅
我が家には残念ながら、未だに仏壇はありませんが、神棚は小さなものを設けてあります。日本人としてご先祖様や氏神様に感謝を伝えることくらいはしたいと思っています。
仏壇を持つようになるまでは、推し壇を持って祈りを捧げるのもいいかもしれませんね。
っていうストーリーがこの商品の役割だとすれば、それもさすがの戦略です。伝統とチャレンジのバランスが取れた素晴らしい企業ですね。思わず「おててのしわとしわを合わせてしあわせ なーむー」と言いそうになりました。
それでもちょっとだけリンクするように思えたのは、「心の平和と生きる力を自らと人々が実現する」には、RC住宅が必要なのではないかということです。