都内で引っ越し難民が急増「2万円多く払っても部屋がグレードダウン」
引っ越し最盛シーズンの3月。賃貸住宅の更新に伴い引っ越しを考える人も多いようだが、いざ探してみると高額な物件だらけ。引っ越したくてもできない人が都内で増加しているという。
2025年3月13日 7時0分 集英社オンライン
物件不足です
もちろん地域差もあるとは思いますが、多数の不動産業者さんと情報交換を行なっていますと、確かに東京23区内では物件不足という面もあるようです。
その影響から、例年なら入れ替えや引越しの最盛期のような時期でも、いまだに転居先が決まっていないケースや、退去したお部屋も待っていた方がすぐに入居される場合も多いようです。
弊社の物件でも築15年を超えてもなお家賃を上げていますので、やはり市場がそのような状況であることに違いありません。
正確な相場観が必要
記事にあった例では、この3月に今住んでいる賃貸と3度目の契約更新をしたという、30代の会社員男性・中島さん(仮名)。練馬区の同じアパートに住み続けて7年目になる。住み始めた当時は築浅物件だった住まいも、今や築10年以上だそうです。
2年前の更新時は、更新寸前に引っ越しを考えて間に合わなかったため、今回は1年も前から物件を探し続けていたが、希望の物件が見つからず、更新することになったということでした。
この方の場合は、相場観を補正することなく物件探しをされたようで、以前の家賃感覚では同等の間取りやグレードの住まいは見つかるはずもございません。
家賃が上がる時代に
また、他の例で紹介されていたのは、どこも家賃があまりにも高いので、試しに私が上京したてのときに住んでいた墨田区のマンションの家賃がどうなっているのか調べてみました。すると12年前、8.7万円だった部屋が、10.5万円で貸し出されていましたというケースも。
物件の価値って、築年数を重ねるごとに下がっていくと思っていたので、本当に驚きです。都心部での家賃の高騰の現実を目の当たりにしてしまい、引っ越しができずに立ち尽くしていますということです。
引越業者さんが見つからない
さらに問題になっているのが、引越し業者が見つからない問題です。記事にもありましたが、引っ越し料金も上がっていて、初期費用を見積もると50万円ほどかかってしまいます。これでは月々2万円を節約しても、元を取るのに約2年もかかります。
それでも見つかればいい方で、とにかく希望の日程では車もドライバーもスタッフも用意出来ません、と言われることもあるようですので、数ヶ月後の予定で曜日未設定などの条件で予約が取れればラッキーな状況のようです。
参考までに平均賃料は
最後に記事にあったデータでは、株式会社LIFULL(ライフル)が運営する情報サイト「LIFULL HOME’S PRESS(ライフルホームズプレス)」のマーケットレポートによれば、ここ数年、首都圏での平均賃料は上昇傾向にあるということ。
特に、昨年の引越しシーズンである2024年1~3月期のレポートを見ると、東京23区のファミリー向き賃貸物件の掲載平均賃料は、わずか1年間で3.2万円上昇。2023年3月が17万9651円だったのが、2024円3月では21万1618円になっている。
シングル向き物件も9万3744円から10万1232円に上昇。初めての10万円超えを記録した。と書かれていました。
2025年のレポートはまだ発表されていませんでしたが、近頃の物価高を見るとさらに上がっているのは確実ですので、今後もますます引っ越しができない状態になるでしょうし、ますます深刻になることは簡単に予想出来ます。
良い物件は今すぐに
良い物件はあらかじめ予約を入れておくとか、新築を工事中から狙っておくとかの対策を行なっておくことも大切ですし、今が一番安価だということも覚えておいてください。
ちなみにこちらの弊社施工例でも、大変人気な物件となっていますが、もしかするとオーナー枠をご紹介出来るかもしれませんので、どうにもお困りの方はお気軽にご相談ください。
もちろん高気密高断熱のハイグレードなRC造賃貸マンションで、セキュリティー面も強化されていますので、子育て世代でも安心して暮らせる物件です。