さあ旅行、家の防犯大丈夫? 侵入窃盗被害に遭わない対策のポイント
住宅や事務所を狙う侵入窃盗の被害件数が増加傾向にある。警察庁によると、2023年の全国の侵入犯罪は前年比で約2割増加しており、兵庫県内でも23年下半期ごろから徐々に増え始めている。
旅行などで不在にする際の防犯対策を専門家に聞いた。
2024年5月2日 16時30分 毎日新聞
日本の安全神話
すでに日本の安全神話も過去の栄光となってしまっているのでしょうか。
日々のニュースを見ていても感じますが、荒っぽい犯行というか、これまでには無かったような犯罪が行われるようになった気もいたします。
すでにGW真っ只中で、今も旅行先でゆっくりと過ごされている、という方もいらっしゃるかと思いますが、防犯対策は万全だったでしょうか。
増加傾向の窃盗被害
記事にあった兵庫県の県警によると、県内の侵入窃盗被害件数は新型コロナウイルスの感染拡大以降、減少傾向で、19年の2420件から22年には1324件に減少した。
一方、23年は1446件となり、24年3月末時点で347件(前年同期比30件増)と増加傾向にある。担当者は「5類への移行など社会が落ち着きを取り戻し、人が外に戻り始めたことも要因の一つにある」とみる。と書かれていました。
これはもちろん兵庫県特有の現象ではないと思いますので、全国的な傾向と思って対策を行なっていく必要がありそうです。
環境づくりが重要です
さらに、大型連休中などは家や職場が不在となりがちだ。旭化成ホームズの主任研究員さんは「窃盗犯は合理的に考え、留守の時に、周りに見つからず、壊しやすい場所などを選ぶ。そういった対象にならない環境づくりが重要だ」と指摘されていました。
その中でも、侵入窃盗対策のポイントとして、侵入されにくい工夫▽見守りやすい工夫▽留守に見せない工夫の三つをポイントとして挙げられていました。
まず、侵入されにくい工夫は、「ゾーンディフェンス」と呼ばれる対策で、人目が付きにくい家の裏手などに近付けさせないように仕切り戸を設置したり、自転車を置いて進路を塞いだりすることが有効ということです。
時間稼ぎも有効
次に見守りやすい工夫では、周りの人に気付いてもらう可能性を高め、侵入時間を稼ぐ対策。具体的には窓の鍵を二つにしたり、市販の補助錠を窓に設置したりする。「強い力でも開けにくい、突起で止めるタイプをなるべく上の方に取り付けるのが良い」と話されていました。
居るふりも必要
最後は留守に見せない工夫として、タイマーで点灯するシステムの取り入れ、室内の1カ所を点灯させておく「居るふり照明」、新聞を止めてためておかないようすることなど。シャッターや小さな窓でもしっかり閉めることも重要だということです。
出来れば、一戸建てでも共同住宅でも、隣近所さんに一声掛けられると良いと思いますし、必要に応じてホームセキュリティーの導入を検討されても良い時代かもしれません。
記事では「防犯は面倒くささとの闘い。まずはきちんと鍵を閉め、シャッターを閉めて出かけること、『居るふり』をすることが大切だ」と注意を呼びかけていました。
さらに、外敵から身を守る性能に優れたRC住宅なら、一層安心して頂けると思います。