家づくり講座第550回
昨日は一日中外出でブログをお休みさせて頂きました。早く寒波がいなくなって欲しいものですね。それでは土曜日恒例の家づくり講座第550回をお届けいたします。どうぞお付き合いください。
業者選びの決め手は
さて、あなたは、新築経験者に「その業者を選んだ決め手は?」と尋ねたアンケート調査を見たことはありますか?
私は20年以上チェックしていますが、毎回のように1位になるのが
「信頼できる営業マン(に出会えたから)」という回答です。
営業マンとの出会い
業者選びの段階では、施主は様々な営業マンと接します。
しつこい営業攻撃を受けるなど、嫌な思いをすることもあります。
そんな経験を持つ人ほど、信頼できる営業マンとの出会いに価値を感じるのかもしれませんね。
営業マンの仕事
しかし、全幅の信頼を寄せる営業マンが担当するのは打ち合わせまで。
もしかすると設計者への引き継ぎまでというパターンもあるかもしれません。
その場合は施主の希望がしっかりと設計者に伝わって、なおかつ図面に反映されているか、さらにそこにプロの設計者のノウハウが詰まっているか、などが問題になります。
つぎに新築現場を担当するのは、現場管理者や大工、各種専門業者などです。
ここで営業マンにできるのは、彼らとあなたの連絡係程度です。
現場見学のしやすさ
ところであなたは、
「営業マンはとても愛想が良かったのに、現場の職人は無口で愛想が悪い」
「近寄るなという空気が感じられ、大工さんに話しかけられない」
「室内を見学したいと頼んでも、理由を付けて断られる」
といった施工現場での経験談を聞いたことはありませんか?
現場がそんな雰囲気だと、施主は自分が拒否されているように感じます。
すると、現場から足が遠のくだけでなく、そこで作業する人々に対しての不信感が募ります。
その結果、
「手抜き工事や施工ミスをされないだろうか」
「作業の音のせいで、入居後に苦情を言われないだろうか」
と疑心暗鬼になり、家づくりを楽しめなくなることがあるんです。
現場と代表で判断
もちろん、そんな現場だけではありません。施主の中には、大工の対応や丁寧な仕事に誠意を感じ、より一層新居に愛情を感じるようになった方もいらっしゃるでしょう。
施工中の現場は、その業者の本質を表していると言われます。
あなたも、気になる業者を見つけたら、ぜひ施工中の現場を見学してください。そして、代表者と話す機会があれば、ぜひ話してみてください。OBさんのお宅を見学できる機会があれば、ぜひ見学してください。
そうすれば、彼らの家づくりや人間性を知ることができます。引き渡し後も共に家を守っていくパートナーとしてふさわしいかどうか見極めることもできます。
面倒に感じるかもしれませんが、業者との付き合いは、その家に住み続ける限り続きます。
知る努力をして、あなたが損をすることは無いのではないでしょうか。
もしよろしければ、下記より弊社の無料個別相談をお申し込みください。