広い子ども部屋は必要ない? 2帖の家も…「寝ることができれば十分」「いつか巣立つ」住宅観の変化
これまで、子ども部屋の平均的な広さは約6帖と言われ、間取りを考える際にもひとつの目安とされてきた。ところが近年は、「子ども部屋はコンパクトに」といった考えが定着しつつある。
背景のひとつには、マイホームそのもののコンパクト化もあるが、価値観や住宅観の変化によるところも大きい。
2023年9月8日 16時0分 オリコン
子ども部屋の広さ
確かに、弊社にご相談頂くお客様の中にも、限られた敷地面積の中でどのような生活を実現したいか、というお話をお伺いしていますと、どんなに小さくても個室を用意してあげたいというご要望があります。
そんな時、弊社でも提案させて頂く場合があるのが、2帖前後の広さの子ども部屋で、時には2つ並べておいて最終的にはつなげて一つのお部屋に出来るようにしておいたりします。
記事の著者さんも「子ども部屋は小さくても大丈夫」と書かれていましたが、そのご家族のライフスタイルに合わせて考えれば、小さい部屋でも全く支障は無いでしょう。
トレンドとライフスタイル
近年続いているトレンドで言えば、リビングに隣接したスタディーコーナーを設けてあったり、ファミリークローゼットなんかがあったりすれば、個室の目的は就寝と着替えくらいしかありません。
もちろん敷地に十分な広さがあったり、そのご家庭のライフスタイルと照らし合わせて、広い部屋で過ごして欲しいといった思いがある場合には、わざわざ小さくする必要はありません。
近年の東京では
ところが、最近の東京では、30坪未満というコンパクトな住宅で良しと割り切って考える人も増えているようですので、そんな時にコスパの良い間取りを考えれば、子ども部屋は「4.5帖以下でいい」ということにもなりますね。
以前なら、子ども部屋はこうでなければいけないとか、こうあるべきというような固定観念も多かったですが、いまの時代はそんな誰が決めたかわからない基準を守る必要はありません。
体験談では
記事にあった体験談には、「リビングに全力を注いだので、寝室も子ども部屋も狭めで、子ども部屋は4つありますが、それぞれ4.5帖です」という方。
また、建坪14坪(延床面積25坪)ながら「子ども部屋4つ」という驚きの間取りの方では、わずか2帖ずつを用意したとか。
この方が言われていましたが、「子どもたちはだいぶ大きくなっていたので、プライベートが確保できれば問題なし! そこで、2畳の子ども部屋を行き着きました。子どもはどこでも遊べますし、むしろ外で遊んで欲しいですし、いつか巣立っていきます。プライバシーが守れて寝ることができれば十分かな」とか。
他にも「子ども部屋は勉強して寝るだけ」と、子ども部屋の他、寝室や玄関など、用途が限られる空間を最小限におさえ、その分、家族が集まるLDKにゆとりをもたせた。というご意見もありました。
情報過多な時代
記事にもありましたが、最近はSNSで色々な施工例や実例を見ることができるようになりましたので、情報もたくさん飛び交う中では、情報を選ぶ目も必要になってきているのは確かです。
さらに著者さんも書かれていました、『よそはよそ、うちはうち』という言葉が昔からありますが、まさに今必要な言葉かな、と思います。かけている予算や建築条件も違う中でのお家なので、自分の価値観を大事に、他人が喜ぶのではなく自分が喜べる家づくりを目指して欲しいものです。
自分と自分の家族が目指す生活、暮らし方、ライフスタイルを実現するために、家を建てるなら、是非RC住宅をご検討ください。
間取りプランのご相談はお気軽にどうぞ。