子どもの転落事故は5月に多い – 相次ぐ転落事故を防ぐためにできることは?
政府は3月10日、相次ぐ子どもの転落事故を受けて注意喚起を行った。実際に発生した事故の内容をもとに、転落事故を防ぐためのポイントを呼び掛けている。
東京消防庁が発表している「月別の転落事故発生件数データ」(※)によると、最も発生件数が多いのは5月、次いで10月となっている。気候がよくなり窓を開け換気する機会が増えるこの時期が、最も注意が必要と言えそうだ。
2023年3月31日 10時0分 マイナビニュース
本当に心が痛みます
なんとも痛ましい事故が続いていて、ご家族の皆さんの気持ちをお察しすると、本当に心が痛みます。
中でも、本来なら安全であるはずの家で、事故が発生してしまうというのは、非常に残念でなりませんが、まだまだ建築にもやり残していることがあるということに気づかされます。
転落防止対策を是非
今回の記事にも転落事故を防ぐためには”日ごろの環境づくり”がポイントだということで、いくつかの対策が紹介されていましたので、小さな子どもがいらっしゃるご家庭では、是非実施して欲しいところです。
補助錠の取付
まずは補助錠をつけるということ。
そうですね、とにかく危険な場所に近づかないようにすることが大切です。子どもの手が届かない場所に補助錠を付け、子どもが勝手に窓やベランダに出ないように備えましょう。
ベランダの片付け
次はベランダに物を置かないということ。
これは以前から言われていることですが、改めて確認しておいてください。ベランダに物を置くことで子どもが踏み台にしてしまう可能性があるので、極力物を置かないようにしてください。
窓まわりの家具
3っつ目は室内の窓の近くに物を置かない
これが意外と難しいことかもしれません。日本の住まい事情もありますので、どうしてもソファやベッドなどの家具が壁際に設置されてしまうこともあるでしょう。しかし、そこを足場にし、窓から転落する可能性がありますので、部屋のレイアウトを工夫することが大切です。
開口部の部品
最後は窓、網戸、ベランダの手すりに劣化がないかを定期的に点検するということ。
子どもの体重が窓や網戸にかかった際、劣化で外れてしまうと転落につながる可能性があるので、定期的に点検をしてください。
子どもの行動は、大人の想定を超えるものばかりですので、後からまさかと思っても遅いんです。まさかそこまでは、というその先まで対策を行っておくことが必要でしょう。
家具のレイアウトやベランダの使い方を確認しておくのはもちろん、うちの子に限ってと過信せず、危険につながる環境になっていないか、是非今一度確認をしてみてください。
これからの季節でも、窓を開けて換気することはしないでください。換気扇と給気口が機能していれば、室内環境を維持することが出来ます。
安全な家でありますように。
無料個別相談はこちらからどうぞ。