関東大震災から100年。日本で生活するなら知るべき「地震の教養」2023
日本で生きるなら、誰しも逃れることのできない地震。普段はなかなか意識しづらいものだが、災害は忘れた頃にやって来る。
今年は1923年に発生した関東大震災から100年の節目。この機会に、いま警戒すべき巨大地震の基礎知識と防災の心構えを身につけよう。京都大学名誉教授の鎌田浩毅氏にレクチャーしてもらった。
2023年9月1日 6時0分 週プレNEWS
防災の基礎知識
連日の震災関連記事になってしまい、少々心苦しく思います。しかしながら、日本とそこに暮らす人たちを守るためには、まだまだ意識を高めていく必要があると思いますし、そのために少しでもお役に立てるなら、たとえ無視されようとも伝え続けなくてはいけないと思います。
記事では京都大学の教授が防災の基礎知識や心構えを親切に書かれていましたが、その内容は細かく研究された内容で驚きとショックを感じるものでした。
たとえば下記のような質問に対しての回答も、初めて耳にする内容ではないでしょうか。
地殻変動の始まり
――この100年間で日本の地球科学的な状況はどのように変わったのでしょうか?
「東日本大震災で1000年ぶりの地殻の変動期が始まりました。日本列島全体が不安定になったのです。震災前に比べて内陸地震の発生数は約3倍です。東北や関東だけではなく、能登半島をはじめとして日本海側まで含む各地で直下型地震が起きています。
東日本大震災では、マグニチュード9.0の巨大地震によって牡鹿半島が東南東方向に約5.3m移動しました。つまり陸側が引き伸ばされたのです。それを解消するために、その後ずっと地殻変動が起きているのです。
この1000年ぶりの大地の変動は今後20~30年は続くと考えています。しかも、この変動期は100年ほどの間隔で起こる南海トラフ巨大地震のタイミングとも重なっています。
いや1000年ぶりの地殻の変動期が始まったとか。いやそんなこと聞いてなっかぞ、という方も多いことと思います。この話だけでも地球規模の変動が感じられます。
10年後に必ずやってくる
記事の中では多くの根拠が語られていましたが、そんな中でも次の質問と回答は受け止め難い内容でしたが、それでも対策さえしっかりと行っておければ、少しは安心して暮らせると思います。
――先生は南海トラフ巨大地震は約10年後に必ずやって来る、被害は東日本大震災の10倍だと言っています。
「そうです。約10年後に必ず襲ってきます。これまで起きた規則性を考えても、パスはありえない。太平洋ベルト地帯に住む静岡から宮崎まで、全人口の半数以上の6800万人が被災します。『西日本大震災』と言ってもいいでしょう。
大胆に言い切っていただいていますが、ほかにも活火山の危険度や都市直下型なども、情報を提供されていました。
正しく怖がる
記事の最後には、『正しく怖がる』ことで人命と財産を救うことができます。よって、完璧主義と無関心主義をやめて、家具につっかえ棒をする、水の備蓄をすることから始めてください。とも書かれていました。
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