「井戸」は絶対に埋めるな…建築・解体工事関係者などから経験談が殺到
「これは元請けが井戸を埋めようとして(ほぼ埋めてた)たから、懇願して駐車場の脇に付けさせてもらった井戸の息抜き」というつぶやきと共に、はすみん@設備屋 (@irohasumi)さんがTwitterに投稿した「井戸の息抜き」の写真が大きな注目を集めました。給排水換気工事などの設備業を営む、はすみんさんにお話を聞きました。
2023年5月16日 17時15分 まいどなニュース
古井戸の処理
このような記事もニュースとして取り上げられるのは、ネットあっての時代だなと、つくづく思いますね。
この記事では、設備屋さんの方がツイッターにアップした書き込みから、多くの同業者さんが反応して経験談を書き込まれたということのようです。
建築業界でも、解体や設備もしくは工務店で新築工事を担当されている方なら、何年か経験していると必ず出くわすのが、使わなくなった古い井戸の処理です。
言い伝え
業界内では、それを取り扱う各会社内で、その処理方法や作法などを代々脈々と言い伝えられてきたと思いますが、それでもしっかりと根拠から語られる人は意外と少ないかもしれません。
多くの経験談
まずは記事に書かれていた、ネットの書き込みを見てみましょう。
「過去にお客さんに断られて(井戸の息抜きを)施工しなかったのですが、作業車が謎の故障をしたり、お客さんも交通事故に遭われたり…」
「うちも建設関係なんですがやっぱり…。井戸の『息抜き』がない現場では関係者の怪我や病気等起こりがちです。主人も親方から厳しく言われていたとのこと」
「井戸は絶対にそのまま埋めてはいけません。バチが当たります。エビデンスはありません。水の神です」
「絶対にオカルト信じない設備屋さんでも井戸だけはヤバいと言う。(埋めても大丈夫だったという意見が全く無いのは多分全員死んでるからだと思う)」
「井戸に関しては実体験として、我が家を建て替える時解体屋が、まだ使う井戸に瓦を何枚か投げ込んだ奴がいて、そいつはハシゴから落ちて足折りました」
「井戸埋めて車庫を建てたお向さんは離婚して一家離散して家が絶えて、競売かけられて新しい家が建った」
「母校の中学が建替工事の時、古井戸を埋めたら、死亡事故が起きたとか。改めてお祓いをしたそうです」
「この作業を怠った人を知ってます。先導していた人は亡くなって、二人ほど同じ時期に心疾患を発症して危うく…でした。井戸の扱いは慎重に…」などなど、多くの経験談が集まっていました。
いやはや、恐ろしいですね~、でもですね、我々業界内ではよく聞く話でも、一般の方では初めて聞くという方もいらっしゃいますので、本当に軽く考えられる場合もあるんですよね。
判断はあなた次第ですが・・・
地鎮祭などもそうなんですけど、無宗教だから、そういう古い習慣とかは信じないとか、業者には騙されないぞなどの思いが強く、私たち業者の進言や忠告に耳を貸して頂けないケースもあるようです。
この部分では、私の意見も同様で、井戸の処理は間違いの無いようにしっかりと確実に行わなければいけませんし、お祓いも行うようにオススメしています。
これはなにもオカルトを信じてくださいということではなく、実際に経験則として伝えられているのは、井戸の底に残る水やプランクトンが堆積していた場合に、それらが腐敗して地中からガスや臭気などが発生する可能性があったり、その周囲だけ湿度が高まる可能性もあるでしょう。
そのような状況を放置してしまうと、そこに暮らす人の健康を害してしまったり、木材を腐らせることにつながる恐れもありますので、適正に処理をする必要があると思います。
一族繁栄のために
地鎮祭時に合わせて神主さんにお祓いを依頼するのも良いと思いますし、解体前に別途お祓いをお願いするのも良いでしょう。
その上で、「井戸の息抜き」は必ず確実に行っていただくよう、業者さんにお願いしてください。
関係各者の安全第一と、オーナー様ご家族の末永いご繁栄をご祈念しております。
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