モロッコ地震、死者2497人 捜索活動、時間との闘い
マラケシュ共同】北アフリカ・モロッコ中部で8日深夜に起きたマグニチュード(M)6.8の地震で、内務省は11日、死者が2497人、負傷者が2476人に上ったと発表した。
11日深夜(日本時間12日朝)で不明者の生存率が著しく下がるとされる「発生後72時間」となる。被災地での捜索活動は時間との闘いになっている。
2023年9月11日 21時11分 共同通信
モロッコ国民の皆さんに、お悔やみとお見舞いを申し上げます。
一時も早く、一人でも多くの方が救出されることをお祈りしたいと思います。
記事によれば、震源地の中部ハウズ県など山間部で広範囲に大きな被害が出たそうです。簡素な造りの多くの住宅が倒壊したほか、道路が寸断された場所もあり、軍などの救助活動は難航。シャベルや素手でがれきを掘って不明者を捜す住民らもいる。犠牲者数はさらに増える可能性があるということです。
他の情報によれば、今回の地震はアメリカ地質調査所によると、モロッコ周辺では「過去120年あまりで最大規模」とみられるそうです。
モロッコという国名を聞いても、なかなかピンと来ないかもしれません。モロッコはアフリカ大陸の北に位置し、東はアルジェリア、南はサハラをはさんでモーリタニリアに接し、地中海、ジブラルタル海峡をはさんでスペインの南に位置しています。
そんな地理的な要因もあって、ヨーロッパとアラビアンな雰囲気の漂うエキゾチックな国ということなので、私の中でも一度は行ってみたい国のひとつです。
中部のマラケシュは赤レンガの建築が点在し、「赤い町」と呼ばれる古都です。モロッコの歴史と文化が凝縮された「旧市街」は世界遺産に登録され、日本人観光客にも人気ですが、伝統的な工法で作られた古い建築が立ち並んでいることもあり、今回の地震では大きな被害が出ているようです。
さらに情報によれば、WHO=世界保健機関は被災者は30万人以上にのぼるとしていて、家を失った人々への援助も急務になっているということです。
本当に、残された時間で一人でも多くの方を救出して欲しいと思いますし、何か日本からでも救助に関すること、復興に向けた支援を、少しでも届けられたらいいですね。
モロッコ国民の皆さんに、少しでも早く平穏な日常が取り戻せられますように。