『ペット可賃貸物件』で起こりうる猫のトラブル4選 猫ぐらしをするなら人一倍気をつけるべきこと
猫と一緒に賃貸物件で暮らすならば、『猫OK』の物件探しが必須の条件になります。なぜかというと、『ペット可賃貸物件』がイコール猫を認めるという意味ではないからです。
なぜ猫はダメと言われてしまうのでしょうか。仮に受け入れてくれる物件があったとしても、いくつか注意すべきことがあるのです。
そんなデリケートな猫問題。ここでは、猫も住めるペット可賃貸でも起こり得るトラブルを4つ紹介いたします。
2025年4月17日 11時0分 ねこちゃんホンポ
猫と暮らす時の注意点
猫ちゃんですね、まあカワイイに決まってますが、ことペットということでは犬派の人もいれば、昆虫、鳥類、爬虫類など、その嗜好は様々ですから、賃貸物件でペットと暮らす人は、一口にペット可と言ってもその種類までしっかりと確認しておかなければいけません。
これが賃貸オーナーの立場で考えれば、大切な資産である商品はなるべく傷つけて欲しくはありませんし、他の入居者さんとのトラブルも避けて欲しいところですね。
今日の記事では、賃貸物件で猫もOKというペット可賃貸でも、起こり得るトラブルを4つ紹介されていましたので、そんな賃貸マンションを借りたい人はもちろん、貸す側のオーナーさんにも情報を共有いただいて、対策を考えておかれると良いかと思います。
賃貸物件でのトラブルといえばやはりこれですね。
1.騒音トラブル
人間同士においても足音や生活音をめぐるトラブルがあるように、猫の『音』にも注意が必要です。
例えばキャットタワーから降りる音、昼夜を問わず歩き回る足音、いわゆる『深夜の運動会』など。挙げればキリがないほど、猫には意外と多くの音がつきまとうものなのです。
このような騒音トラブルを避けるためにも、下の階の住人や、隣室への配慮が欠かせません。防音効果のある絨毯を敷く、就寝前に夜食を与えるなどの工夫を凝らしてみてください。とのことです。
音の問題については、実は後から対策を行ってもその効果は限定的で、まずは大前提として賃貸物件はRC造の構造を選ぶことが重要だと思います。
2.ニオイのトラブル
次に多いのはニオイにまつわるトラブルです。猫は体臭こそない動物ですが、排泄物の臭いは強烈です。
その原因の1つとして、『フェリニン』という物質が挙げられます。これは猫の尿のみ含まれるもので、詝ツーン詝と鼻を刺すような臭いがします。
実は『猫が臭い』と誤解を受けるのもこの尿臭が関与しているのです。しかも厄介なことに、この悪臭は掃除を怠ると退去後にも残り続けます。
この辺りは実際に飼育した経験がある方でしかわからないことかもしれませんが、実際に猫を飼われているお宅にお伺いしますと、明かに家の中の臭いを感じてしまうことがありますので、臭いに慣れてしまうことには注意しておくことが大事ですね。
極力内装仕上げに匂いが染み付くことが無いように、お掃除やメンテナンスの徹底をお願いしながら、定期的なチェックとかが出来ると良いですね。
3.爪とぎ問題
猫には『爪とぎ』という習慣があります。放っておけば壁はもちろんのこと、床や備え付けの家具がボロボロになるでしょう。
実は、賃貸物件において猫が嫌煙されがちなら理由のトップクラスがこの「爪とぎ問題」になります。
尚、爪とぎ器を設置した直後はマタタビを振りかけて興味を引くようにすると良いでしょう。
久しぶりにマタタビというキーワードを目にした気がしますが、ちょっとほっこりしてしまいました。
爪とぎ=破壊となってしまっては、これは明かに物件に対する器物破損ですので、ペット可の賃貸物件で発生する瑕疵(傷や汚れなど)は、原則として借主が負担することになります。
一方でオーナー側では、予め内装の仕上げについて、それ相応の商品を選定しておくことが大切です。
4.猫の外出癖
交通事故防止や感染症予防の観点から完全室内飼育が推奨されますが、特に賃貸物件においては猫の外出癖が問題になる場合があります。
外出することで発生する問題が、マーキング、ゴミ漁りをする、他の部屋に侵入する、などがあるそうですので、賃貸(集合住宅であれば尚更)で同居される場合は、完全室内飼育を徹底したほうが良いということです。
猫との共生も楽しいことばかりではありません、それなりに大変なこともあるでしょうけど、猫自身は本能に沿って生きているだけですので、人間側の住宅事情を理解することはできません。我々人間が猫の習性を知り、近隣トラブルにならないように気をつけることが大切です。
何はともあれ、ペットとの共生を考えたら、まずはRC造の賃貸物件を探してください。