「プラモデルに囲まれて暮らしています」元テレ朝アナ・松井康真が定年後に叶えた″中年オトコの夢″
部屋に入るなり、圧倒的な迫力に言葉を失った。棚を埋め尽くす箱、箱、箱……。大半が1960年代から’70年代に絶版になった、超貴重なプラモデルである。持ち主は、元テレビ朝日アナウンサーの松井康真(やすまさ)氏(61)だ。
「(富山県南砺(なんと)市井波の)実家だけで4部屋にギッシリです。20年ほど前に数えると3000点以上ありました。東京の自宅に保管したモノを合わせれば、把握(はあく)しきれません。テレ朝を定年後は、大好きなプラモデルに囲まれて暮らしています」
2024年9月10日 7時0分 FRIDAYデジタル
中年オトコの夢
松井アナさん、以前はテレビでお目にかかることも多かったかと思いますが、すでに定年されていたんですね。
しかもほぼ同年代ですので、その時代背景や趣味については非常に共感できる部分が多いのですが、実際に″中年オトコの夢″を実現出来る人は、そう多くは無いでしょう。
マニアックな生き様
記事によれば、プラモ好きが高じ、今年3月には業界の雄『タミヤ』の模型史研究顧問に就任した松井氏。″中年オトコの夢″を叶えた元アナウンサーの、超マニアックな生き様をお届けしよう。松井氏がプラモデルの魅力に引き込まれたのは10歳の時だ。
松井氏は『田宮模型(当時)』の総合カタログや『タミヤニュース』を取り寄せ、プラモの世界にグイグイ引き込まれる。
「’74年の総合カタログを見ると、同年で生産中止のキットがいくつかあったんです。『大切に取っておかないとマズいな』と感じました。それからです。絶版危機のキットを集めるようになったのは」
何とも、典型的な収集癖タイプですね。そのお気持ちお察し申し上げます。恐らく家族からは組み立てないプラモデルなんてゴミ同然だ、早く処分しろ、などのプレッシャーも多かったことと思います。
筋金入りです
それでもなお、松井氏は、ただ古いプラモをコレクトしていただけではない。近所の玩具店を自転車で回り、模型専門雑誌の「これ売ります」欄をチェックし往復ハガキを送って、より貴重なファン垂涎(すいぜん)の「お宝」を片っ端から集めたのだ。
テレ朝に入社すると『ミュージックステーション』や『ニュースステーション』などの看板番組を経て、プロ野球の実況を担当。キャンプ取材や試合中継で地方に行くたびに、時間を見つけプラモの置いてある玩具店を回った。ということです。
これはもう筋金入りのマニアと言っても過言では無いでしょう。
家族の理解と協力
まあ先にも書いてあったとおり、タミヤの模型史研究顧問に就任したくらいですから、もちろん模型に関する造詣が深いことについては、常人では到底理解の出来ないレベルに違いありません。
が、どこのご家庭でも問題になるのはここからで、マニアックで少年の心を持ったおじさん達を保護して頂ける環境はそう多くはありません。
記事の最後にもありましたが、ここまで大好きなプラモの世界に没頭できたのは「妻をはじめ家族の理解のおかげ」と語る松井氏。第二の人生で″プラモ愛″を深化させる。とありました。
もちろん私も人生のほとんどを許容してくれていた妻には感謝しかありませんし、お陰様で好きなことに時間を割かせて頂けています。本当に有り難いことです。
もし、これからの人生で残された時間を、より良い時間とするなら、まずは住まいをRC住宅にされることをおすすめいたします。