娘を守った父親は亡くなった…「62度の猛暑、300ミリの豪雨」ブラジルの悲劇
体感温度60度以上の深刻な猛暑が続いたブラジルで、1日で300ミリに近い記録的な大雨が降った。極端な気候変動で少なくとも13人が死亡する被害も相次いだ。
23日(現地時間)、ブラジルとウルグアイのメディアなどによると、ブラジルのリオデジャネイロ、エスピリトサント、サンパウロ州には前日の雷・稲妻と強風を伴った集中豪雨で各地で山崩れと道路浸水が続いた。
山間の村を中心に被災者が続出し、少なくとも13人が死亡したと当局は把握した。
2024年3月25日 6時54分 中央日報
地球の裏側では
ちょっと目を離していたら、地球の裏側では大変なことになっていました。
記事によれば、ブラジル気象当局はペトロポリスの場合、1日で300ミリに近い降水量が記録されたと明らかにした。これは同地域の3月の平均(140ミリ)を2倍以上上回る数値だ。
これに先立ち、リオデジャネイロでは先週、体感温度62度(グアラチバ)を記録するなど、ヒートドーム現象による猛暑が報告された。ということです。
これには、気象当局は当時、高い湿度のために体感温度が上昇したと説明したことがあるそうです。
大きな水害も
また、ウルグアイの首都モンテビデオの北側フロリダでは、この10日近く続いた雨で、都市を取り囲むサンタルシア川の水が氾濫するなど、水害が相次いだ。川辺の村の住民2000人余りが被災者避難所に移動したりもしたそうです。
現地のメディアは「川の入り口にあるピエドラ・アルタ橋が浸水したのは50年間初めて見た」というこの村に住んできた住民の言及とともにサンタルシア川の水位が史上最高となったと報じたとか。
そんな被害の大きかったこの村では、山の斜面に沿って水や泥、建物のがれきが一瞬にして崩れ落ち、車を襲ったりもした。SNSには、当時の様子が映った動画が共有されたということです。
その中には、泥の山に埋もれていた4歳の少女は、16時間後に劇的に救出されたということ。ブラジル救助当局は「少女の父親が自分の体で子供をかばって守ったおかげで生きていたようだ」と伝えた。AFP通信によると、娘を全身で守っていた少女の父親は死亡した状態で発見されたという。
なんとも悲惨な自然災害が発生してしまったようです。被災された方々の安全と一日も早い復興をお祈りしたいと思います。
地球はひとつ
しかし、これはもちろん対岸の火事ではありません。地球の裏側で起こっている現象は必ず私たちのところにも巡ってくるはずですので、今年の夏も相当過酷になることを想像しておく必要があります。
近年の日本の夏は皆さん記憶のとおりですが、すでに昭和の時代の夏とは全く違う質となっていますね。気温は35度が常になり、夜間でも30度を下回ることはありません。この暑さは年々少しづつ確実に上げてきています。
さらに、これまでは沖縄だけに集中していた台風が、これからは関東に上陸する可能性も高まってくるでしょう。
自然災害に負けないように
となれば、地震に強いのは当たり前、その上台風や豪雨にも強く、さらに高い断熱性能の家が必要となるでしょう。これまで以上に日本には、自然災害に見舞われても家族の生命を守ることが出来る家が必要なんですね。
是非RC(鉄筋コンクリート)住宅をご検討ください。