暑すぎて窓ガラス“突然”割れる 都内も被害多発 さらに増加か
2日連続で35℃以上の猛暑日となった東京都心。
暑さが原因で“熱割れ”という窓ガラスが割れる被害が相次いでいます。
2024年7月5日 19時19分 テレ朝news
ガラスの熱割れ
私の経験則では冬に発生するケースが多かったように思いますが、もちろん夏でも条件が揃ってしまうと、発生してしまう症状なんですね。
熱割れの場合は割と独特な割れ方というか、ヒビの入り方が独特です。一般的なガラス割れの場合は、たとえば石が飛んできて当たった場所を中心に放射状にヒビが入りますが、熱割れの場合は周りの枠部分から不規則にゆらゆらとした感じでヒビが入ります。
ですので、何かが当たっていきなりバラバラになるとか、多くのヒビが入ってしまうのとは違い、ある日気が付いたらヒビが入っていたということが多いと思います。
原因と傾向
記事に書かれていたのは、「一番の原因は、真夏、暑い時にガラスが太陽の熱で高温になっていること。『網入りガラス』が熱割れしやすいガラスの定番」ということでした。
それはその通りで、「網入りガラス」は、高温になると、中に入っているワイヤーが伸び縮みし、割れてしまうことがありますね。
記事にあったこの修理業者には「熱割れ」の問い合わせが、一日30件ほどあり、今後も増えるとみています。とのこと。
確かに網入りガラスの場合はワイヤーの伸び縮みが原因の一つですが、網が入っていない一般的な透明板ガラスでも発生する場合があります。
日当たりの良い南側で、大きめの窓ではガラスも大きいですから、中央部の温度と周辺部分の温度に差が出来てしまうことがあり、その影響でガラスにストレスがかかりヒビが入ってしまうことがあります。
さらに、フィルムを貼ってあると割れやすいと言われていたり(最近は熱割れし難いフィルムもあります)、カーテンの種類やガラスとのクリアランスによっても発生する場合があります。
対策は
出来れば、そんな熱割れ被害は発生して欲しくはありませんので、出来る限りの対策を講じておきたいところだと思います。
簡単に言えば、窓に出来る限り太陽の熱を直接当てないこと。そのためには、日よけシートみたいなものを外側に設置して、太陽の熱が窓ガラスに伝破らないようにするのが一番効果的です。
さらに内側では、窓ガラスに近い位置にカーテンを閉めっぱなしにしない、子どものシールを貼ったままにしない、エアコンの風を当てない、経年劣化を考慮する、などをご注意頂ければと思います。
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