「例年の80倍」カメムシ大量発生中!室内侵入を防げる“意外な方法”
今年は春先から例年にないカメムシの大量発生が報告されている。 昨年秋に異常発生が報告されたが、今年もすでに全国各所で発生しているようだ。
「昨年の秋に大量に発生し、大阪の中心地、梅田の街中でも見られたのはツヤアオカメムシという緑色のカメムシでした。そのなかから越冬できたカメムシが、暖かくなって活動し始めている状態です」
2024年5月17日 11時0分 女性自身
カメムシは臭い
我が家ではここのところ静かですが、春先に洗濯物に紛れて部屋に入っていたり、バルコニーの手すりを散歩していたりして、その度に悲鳴が上がっていました。
まあこちらから危害を加えない限り、こちらに対して攻撃をしてくるわけではありませんし、人間の持っている勝手な先入観だけで忌み嫌われているのも、ちょっとだけ気の毒に思います。
それでも、何かの拍子に偶然でも触れてしまったりすると、途端に臭い臭気を放出しますので、やはり出来だけ遭遇しない方が良いかもしれません。
農作物に被害も
記事にあった伊丹市昆虫館学芸員さんのお話では、カメムシは集団を作って越冬するため、生存数に地域差があります。今、街中に出現しているカメムシは今後、山へ行って産卵してから死にますから、やがて数は落ち着くと思います。ということでした。
また、今夏~秋に卵が孵化して成虫になるには、気温、降水量、餌の量などさまざまな条件が複雑に絡み合うため、容易に予測はできませんが、母虫の数が多いことから、多くの卵を産むことは予想できますとも。
カメムシは果樹や稲など農作物につく害虫でもあるため、各都道府県の病害虫防除所から注意報が発表されるそうで、農林水産省によると、愛媛、香川、山口、京都、和歌山など、すでに15府県(5月9日時点)で注意報が発表されているそうです。
さらに、ここでも季節の先取りが進んでいるようで、例年は5月中旬から7月下旬に発生するそうなのですが、今年は例年より早い4月中旬から発生が確認され始めましたということです。
紫外線が好き
記事では学芸員さんにカメムシ対策について聞いていました。
「カメムシは紫外線を好み、夜になると紫外線を放つ蛍光灯の光を求めて活発に活動します。ですから、明かりは紫外線を発する蛍光灯を避けてLEDライトにする、電気をつけた状態で窓を開けっぱなしにしない、紫外線カット効果のあるカーテンを使用するなど、紫外線を出さない工夫をすることで、室内に入ってくるのを防ぐことができます」とのこと。
ポイントは紫外線だったんですね。マンションなどの集合住宅では、廊下の電灯をLEDにしたり、照明の数を減らすなど、明るさを落とすことで、建物にカメムシが寄り付きにくくなるとも書かれていました。
トウガラシスプレーが効果的
さらに記事では、カメムシ対策に10年以上苦労してきたという節約ブロガーさんが紹介されていた、トウガラシスプレーが効果的だったということ。
ブロガーさんには、小さな子供がいるため、できるだけ殺虫剤は使いたくないと思っていろいろ調べていたところ、カメムシがトウガラシに含まれるカプサイシンのにおいを嫌うことがわかり、トウガラシスプレーを作ってみたそうです。
このトウガラシスプレーは、市販のトウガラシ約15g(10~20本)を輪切りにして200mlのエタノールに漬け込み、それを約30倍の水で薄めてスプレーボトルに入れて使う。安藤さんは頻繁にベランダの手すり、壁、床、網戸、物干しざおなどに加え、共用階段などにもスプレーしていたとか。
その効果の程はというと、「ベランダでは洗濯物を干す前に、周辺全体にかけますが、洗濯物には直接かけません。また、トウガラシを何個か入れたネットを排水口付近に置いたりもしました。トウガラシスプレーを使うようになってから、ベランダに来るカメムシの数が激減したと感じています」ということでした。
白も好き
また、明るい場所を好むカメムシは白色の洗濯物につきやすいと知って以来、白色の洗濯物は外に干さないようにしているのだとか。
今日は貴重な体験談と対策ノウハウを聞くことが出来ましたので、今後はもう少しスマートかつ効果的に対応出来るかもしれませんね。
そもそも、RC住宅ならカメムシも侵入し難い構造なので安心です。