パリの象徴「エッフェル塔」設計者没後100年目の真実 “エッフェル”の名を受け継ぐ日本人女性
パリのシンボル・エッフェル塔。設計者は「鉄の魔術師」と呼ばれるギュスターブ・エッフェル氏。彼が亡くなってから2023年12月で100年が経った。
当時の常識を覆す300メートルを超える高層の塔を、わずか2年という短期間で完成させた“天才”エッフェル氏。その名を受け継ぐ子孫でつくる家族会には、1人の日本人女性の姿があった。彼女はエッフェル氏の偉業の知られざる真実を、フランスで伝えている。
2024年1月30日 19時30分 日テレNEWS NNN
エッフェルさん
まずはエッフェル家に嫁がれていた日本人女性がいらっしゃったということに、びっくりしましたし、同時にちょっとだけフランスとの距離感が縮まったようにも感じました。
まさに今年、2024年7月26日から8月11日まで、第39回夏季オリンピック競技大会、パリ2024が開催されることになっていますので、きっとエッフェルさんも注目されることでしょう。
パリは、チャンスがあれば一度は訪れてみたい場所の一つですので、オリンピックが終わった頃にでも計画してみるのも良いかもしれませんね。
世界一有名な塔
記事によれば、“世界一有名な塔”と言えば、エッフェル塔を思い浮かべる人も多いだろう。女性がスカートをはいているようにも見える、その優美な姿から「鉄の貴婦人」とも呼ばれている。
1889年のパリ万博の目玉として建設され、以後130年以上にわたって世界中の人たちを魅了し続けている。年間の観光客数は約700万人。開業以降の観光客はのべ3億人を超え、世界で最も多くの人が訪れる有料入場の記念塔となっている。ということです。
エッフェル氏とは
そして、その建設プロジェクトを率いた男の名は「ギュスターブ・エッフェル」。実は、アメリカにある自由の女神の骨組みの設計者でもある。
また世界各地で鉄橋の建設にも携わったため、「鉄の魔術師」の異名もとっていた。技師としてだけでなく実業家としても成功し、さらに航空力学の先駆者としても活躍して、その分野の進歩にも多大な貢献をした“天才”だ。と書かれていました。
エッフェル氏の没後100年となった2023年、その功績を称えるイベントがフランス各地で行われたそうで、彼の子孫でつくる家族会が数多くの記念行事を計画。そこには「エッフェル」の名を受け継ぐ1人の日本人女性、由紀子・イエットマンエッフェルさんの姿があった。
そしてこの方、埼玉県出身でグラフィックデザイナーの由紀子さんは、2007年に来仏。ギュスターブ・エッフェル氏から数えて5代目の孫にあたるサバンさんの妻で、「エッフェル家」の一員として先祖の偉業を伝える活動に貢献しているのだそうです。
記事には、パリ随一のシンボルとなっているエッフェル塔だが、現在のような不動の地位を得るまでには様々な困難があったという。由紀子さんは、それらを克服したエッフェル氏の「技師」として、さらには「商人」としての有能さに感服したと話されていたそうです。
建築の美とは
さらに記事にあったのは、当時のパリの芸術家たちがエッフェル塔計画に敵意をむき出しにしていたのだ。芸術家たちは塔を「黒く巨大な工場の煙突」「ボルト締め鉄製の醜い円柱」などと罵倒して計画に反対。当時は“美しい建材は石”であり、鉄は表に出すものではないと考えられていたからだ。
しかし、これに対するエッフェル氏の応答は見事だった。「建築の美とは、目的に合った設計」であるとして、風圧に耐えるために設計されたエッフェル塔の4本の柱のゆるやかな曲線こそ美しいと主張したのだ。
実際、塔を構成する鉄の棒が織りなす十字模様には、風圧に耐える頑丈さと軽量さを両立させるという実用性があるだけでなく、幾何学的な美しさで見る者を魅了している。今ではエッフェル塔の美しさを疑う者はいない。エッフェル氏が、科学的な合理性の追求から生まれる美を主張し、芸術家たちを完全に「論破」したといえる。と書かれていました。
確かに、エッフェル氏の言われるとおり、「建築の美とは、目的に合った設計」であることに異論は無いと思いますし、地震や台風に耐える頑丈さと燃えないという基本性能を両立させるという実用性があるだけでなく、コンクリート打ち放しの合理性と美しさで見る者を魅了するRC住宅もまた、いつかもっと注目されることでしょう。
時代を先取りするRC住宅を是非ご検討ください。