注文住宅のトイレに「窓」は必要?3年住んで実感したメリット・デメリット。
毎日使うトイレだからこそ、広さや設備選びで後悔したくないもの。今回、3年前に新築した平屋で約0.8畳のトイレを採用した日刊住まいライターの実例を紹介します。狭さを感じさせない工夫や窓なしトイレのメリット・デメリット、住んで気づいた意外な失敗談など、家づくり前に知っておきたいリアルな情報をお届けします。
2026年8月20日 20時0分 ESSE-online
注文住宅の間取り
注文住宅で家を建てようとすれば、当然間取りを考えなくてはいけません。が、先に言っておきますけど正解はありません。情報を多く取り入れてしまうと、ますますわからなくなってしまうもので、それを初めての経験という方が判断するのも無理があります。
今日の記事では、夫婦と子ども3人(4歳、3歳、1歳)の5人家族で暮らしています。という著者さんの経験が書かれていました。
そんな著者さんが限られた面積の中で採用したのは、約0.8畳のコンパクトなトイレ。けっして広くはないものの、実際に使っていて狭さを感じる場面はほとんどありません。ということ。
0.8畳とは、一戸建ての住宅ではちょっとコンパクトなイメージですが、3つの工夫をすることで狭いイメージを払拭することに成功されたそうです。
3つの工夫
まず一つ目に採用したのが、引き戸とトイレ本体を横向きに配置する間取りです。引き戸は、開き戸のように扉の開閉スペースを考慮する必要がなく、限られたスペースをムダなく使えます。
また、横向きのトイレのおかげで入り口が広く使え、座るまでの動作もスムーズ。トイレトレーニング中の子どもの介助も、ドアをあけ放したまま広々と行えます。とありました。
子育て世代や高齢者対応を考えると、確かに引き戸も選択肢の一つだと思いますが、1点だけ難点があるとすれば、音漏れが気になる場合があるということでしょうか。
次に2つ目の工夫は、タンクレストイレの採用も、狭さを軽減する秘訣です。
一般的なタンクつきトイレとくらべると奥行きがコンパクトなため、便器から正面の壁まで約70cm確保できました。
さらに3つ目の工夫として、収納は壁の厚みを利用した埋め込みタイプを採用。棚が出っ張らず、壁と同じ白の扉にしたため見た目もスッキリしています。
トイレットペーパーや掃除用具がすべて入るので、床にものを置かずにすみます。収納力と掃除のしやすさをかなえてくれました。ということです。
確かにタンクレストイレは全長がコンパクトに設計されていますので、タンク付きに比べると少なからずスペースを有効に使えるでしょう。
ただ、一つだけ覚悟が必要なのですが、それはおおよそ10年ごとに買い替えが必要だということです。高価な部品ではありますが、ある意味消耗品としてお考え頂く必要があります。
多くの方は便座だけ交換すれば良いと思われていると思いますが、タンクレスタイプの便器では、基本的に修理が出来ないかまたは高額で、結局便器ごと交換となるケースも多いです。
窓は無くてもOK
次に著者さんが迷われたのは、トイレに窓を設けるかどうかも、設計時に悩んだポイントです。窓を設けるとなると、窓際の間取りにしなければならず、家事動線や収納プランの妨げに。そこで思いきって窓なしを選択し、現在の位置に決めました。
窓がないと面倒な窓枠やサッシの掃除が不要な上、プライバシーを確保しやすいというメリットが。外からの視線を気にする必要もなく、防犯面でも安心です。
また、「窓がないと暗いのでは?」という心配もありましたが、人感センサーつきの照明を採用したことで解決しました。昼でも夜でも入室と同時に明るくなるので、暗さを気にせずにすんでいます。と書かれていました。
これは賢明な選択だったと思います。
現代の住宅では、高気密・高断熱の機能を高めていますが、それゆえに換気が非常に大切になっていて、設計時に計算された換気扇と給気口が24時間新鮮な空気をお部屋に届けられるようになっています。
しかし、残念なことに日本人の中にはまだまだ古い住み方が刷り込まれていて、窓があるとちょっとだけ開けておくという使い方をされる方がいらっしゃいます。これはNG行動ですので、くれぐれも気をつけてくださいね。
おしゃれ優先で失敗
次に記事にあったのは失敗と思われたことも披露されていました。
●失敗1:おしゃれ優先で選んだ「ウォシュレットの操作パネル」
1つ目は、ウォシュレットの操作パネル。
見た目がスッキリしたデザインに惹(ひ)かれて選んだのですが、ボタン表示がシンプルすぎて、来客時に操作方法を聞かれることがあります。
ボタン自体も小さく、子どももどこを押せばいいかわかりづらいようです。見た目だけでなく、直感的なわかりやすさも大切だと感じました。と書かれていました。
そうですね、見た目がスタイリッシュでおしゃれなものが、使い易いとは限りません。家族の年齢や暮らし方に応じてお選び頂くと良いと思います。
家族に合わず失敗
●失敗2:コンパクトな手洗い器
2つ目は、手洗い器です。
トイレの広さに合わせてコンパクトなサイズを選びましたが、小さな子どもが使うと水が周囲にはねやすく、かなりの確率で壁や床が濡れてしまいます。おかげでこまめに掃除をするようになりましたが、子どもが使うことも想定したサイズや形を選ぶべきだったと感じています。とのこと。
そうなんですよね、設備機器メーカーでご用意頂いているトイレ用手洗いというのは、もともと限られたスペースで設置することを前提に考えられていますので、非常にコンパクトに出来ています。
大人なら、指先を下にして水滴を床に落ちないように気を遣いながら、タオルまで移動することも出来ますが、子どもはそうはいきません。
対策としては、床の仕上げ材料を選ぶ時に注意するか、少しでも奥行きの大きい手洗いを選ぶか、水栓とタオル掛けの位置をなるべく近くにするなどが考えられます。
すでにマンションで暮らされた経験がある方では、トイレに窓が無いことも普通なことでしょうし、スペースついてもコンパクトなところで慣れていることと思います。
しかし、注文住宅だからこそ、そこにもちょっとだけこだわりをプラスすると、より快適で素敵な空間にすることが出来ますので、これまでのお困りごとやご希望を是非お聞かせください。






