家づくり講座第581回
梅雨らしい天気が続いていますね。少しの晴れ間を無駄にしないよう有効に使いたいと思います。それでは土曜日恒例の家づくり講座第581回をお届けいたします。どうぞお付き合いください。
魅惑の広告
さて、あなたは、
「低価格で新築できる」
「坪単価は地域で最安」
「毎月の住宅ローンは賃貸住宅の家賃程度」
といった広告を見たことがありますか?
住宅ローンの負担を少しでも減らしたい方にとっては、とても魅力的なフレーズですよね。
後悔の声
しかし、よく調べてみると、
「業者指定のプランからしか選べなかった」
「実際の費用を坪数で割ると、広告よりはるかに高かった」
「本体価格は広告通りだが、他に付帯工事や諸費用など数百万円の費用が必要」
「材料のグレードが低かった分、暑さ寒さに苦労している」
「設備のグレードが低く、使い勝手が悪い」
「大工の技術力に問題があった」
「定期点検など、アフターケアが十分ではなかった」
など、後悔の声は少なくありません。
初期費用を抑える方法
家づくりの初期費用を抑えるには、
・広告宣伝費や人件費の多いハウスメーカーより地元の工務店を選ぶ
・できるだけシンプルなプラン・外観にする(凹凸の多いものより総二階)
・最新設備にこだわらず、求める機能が備わっている設備を選ぶ
・要望に優先順位をつけ、全ての要求を満たそうとしない
・十分に打ち合わせてから契約し、着工後に追加や変更を求めない
などの方法があります。
ランニングコストを抑える方法
また、初期費用は高くなるものの
・耐久性の優れた材料で、メンテナンスの回数を減らす
・断熱性の優れた材料で、冷暖房にかかる費用を減らす
・室内の温度差を無くすことで、結露やヒートショックなどの健康被害を防ぐ
・シックハウス症候群の心配が無い、安全な材料を使う
などの対策をしておけば、住み始めてからの費用を抑えられます。
健康に過ごせるので、満足度も高くなります。
ローコスト以外の選択基準も
初めての家づくりでは初期費用を優先しがちです。
しかし、メンテナンスのサイクルが短いと、その分メンテナンス費用は増えます。
そのたびに業者選びに悩んだり、メンテナンス中の暮らしにくさや近所への気遣いなど、さまざまなストレスを抱えることがあります。
また、結露による腐食の補修費用、健康被害を治療するための医療費、断熱性向上のためのリフォーム費用なども発生するかもしれませんし、何より30年ごとに建て替えますか?
それらを防ぎ、より満足度の高い家づくりをするために、ローコスト住宅以外を提供する業者もチェックしてみましょう。
初期費用は割高になるかもしれませんが、数十年単位で比較するとローコスト住宅よりお得になるかもしれません。
あなたに合う業者は
さて、あなたが新築する地域には、どんな業者がいますか?
価格が安い理由、高い理由は何ですか?
性能や住み心地、光熱費やメンテナンス費用はどうですか?
何より、あなたが望む暮らし方はできますか?
もし今、自分に合う業者を探せなくて苦労しているなら、ローコスト以外の業者も調べてみましょう。
あなたが探し求めていた業者に出会えるかもしれませんよ。






