札幌市で「バイカルハナウド」が新たに約40株発見 現場近くに保育園も
北海道・札幌市の住宅街で目撃されたのは、公園や道路などでバインダーの写真を元に何かを探す市の職員の姿。
一体何を探しているのかというと、緑に映える白い花、茎に目を向けるとトゲのような毛がびっしり。
2025年7月3日 20時2分 FNNプライムオンライン
外来種植物
これですね、先週もニュースにありましたのでまだ記憶に新しいのですが、なかなかに恐ろしい外来種植物ではないでしょうか。
さっそくネットにあった画像を拝借してみましたので、一度お目通しをお願いします。
まあ一見するとどこにでもありそうな雑草のようにも見えますが、成長すると2mを超える大きさにもなると言うことです。
実はこれ、猛毒植物の「ジャイアント・ホグウィード」、日本名で「バイカルハナウド」とみられる植物です。
先週日本初
記事にもあったように、これまで日本では確認されていませんでしたが、先週、札幌市にある大学の敷地内で発見。
そして2日、新たに市内のサイクリングロードの近くでも見つかったのです。近くには保育園もあり、園児の手の届く距離に生えていたようです。とのこと。
大小40株ほど確認された、猛毒を持つとみられる植物。
樹液に強い毒性があり、触れたあとに日光に当たると、激しい皮膚炎を引き起こす恐れがあります。
これは心配ですね。
ウィキによれば
『ウィキペディア(Wikipedia)』には下記のように書かれていました。
ジャイアント・ホグウィードの樹液には光毒性の物質が含まれており、樹液が皮膚に付着したまま太陽光か紫外線を浴びると、深刻な植物性光線皮膚炎を引き起こす。まず、皮膚が赤く腫れ上がり、痒みを引き起こす。そして48時間以内に水疱を生じさせる。それらがひいた後も、黒から紫色の傷痕として数年間にわたって残り続ける。そのため、入院が必要とされている。更に、僅かな量でも眼に樹液が入ってしまうと、一時的、もしくは恒久的な失明の原因となる。
以上引用。
市の対応は
記事によれば、これまでに健康被害の報告はないということですが、市は周辺を立ち入り禁止とし、今後、市内の道路や公園などを点検する方針です。
市の職員は「もし怪しいなと思ったら、むやみに近づかないで、不安なら写真を撮って問い合わせいただくのが一番安全かなと思います」と話しました。
注意してください
今のところ日本では北海道のみの発見ということですが、欧州やアメリカでも最初は北部だったものが徐々に南下しているという報告もあるということですので、日本においても油断は禁物ですね。
本当にすぐに海を渡って本州に上陸されてもなんら不思議ではありません。
ここはなんとか北海道の皆さんに頑張って頂き、日本における繁殖を阻止して頂けるよう、お願いを申し上げます。
しばらくは全国的に意識をして注視しておく必要がありそうです。