実際に住むまで気付きませんでした… 注文住宅を建てた主婦が後悔した「照明の失敗談」
理想の雰囲気を演出したり、心地よい空間をつくったりするためには、家づくりでの照明計画はとても大切なポイント。
ハウスメーカーで注文住宅を建てた筆者は、実際の暮らしを想像しながら照明を考えたつもりでしたが、思いのほか後悔する点がありました。生活してみてわかった、照明の失敗談をご紹介します。
2024年5月7日 20時45分 ananweb
照明計画
照明計画はなかなか難しいものですね。実は建築のプロでも照明に詳しい人は意外と少ないもので、照明専門のアドバイザーさんもいらっしゃいますので、一度はプロのご提案も参考にして頂けると良いのでは無いでしょうか。
まず大切なのは、どんな雰囲気を目指したいのか、雑誌やカタログの写真などから、自分や家族の好みを整理しておかれると、デザインする側も参考にして良い提案をし易くなります。
照明でもコストを掛けるべき所と、最小のコストで良しとする所を最初から明確に区別しておかれると、時間とコストを短縮出来ると思います。
失敗例1
記事にあったのは、照明の失敗1.センサーライトの位置が良くない。
記事の著者さん宅では、廊下照明はセンサー式のダウンライトにしているのですが、センサーの位置の問題で、必要ないタイミングに照明が点灯してしまうことに後悔していますということでした。
特に夜は不必要な点灯にストレスを感じています。誤作動とは言えませんが、図面上で想定できなかったのが後悔ポイントです。と書かれていました。
また、センサーライトは消し忘れが防げて便利だと思い導入しましたが、廊下に関しては通常のスイッチにすればよかったと考えていますとも。
確かに、センサーライトは一見便利そうですし、省エネにつながることを期待してしまうところですが、意外と後から普通のスイッチに戻される方もいらっしゃいます。
何処もかしこもセンサー付きにして、コストを掛けて設置したものの、センサーの位置が悪かったり、予想外の動きがストレスになったりしますと、大変残念な結果となってしまいます。
失敗例2
次に記事にあったのは、照明の失敗2.屋外照明が階段を照らしてくれない。
記事の著者さん宅では、玄関から駐車場をつなぐアプローチに階段が数段あります。後悔しているのは、照明の位置が微妙で階段を照らしてくれない点です。
駐車場から家に入るとき、2つの照明の間にある階段部分は明かりが届きません。夜帰宅するたびに、階段でつまずかないか不安だということです。
そこで、建物側につける照明だけでは限界な場合、外構工事で設置する外灯でカバーしてもよいでしょう。安全面の向上だけではなく、防犯対策にもなるため、屋外照明はよく検討すべきです。と書かれていました。
どんな時間を過ごされたいか
昭和の時代のように、各室の中心に明るい照明器具を設置するのも一つの方法ですし、ライティングレールを設置しておき、必要に応じて器具を増減したり、または意匠的な間接照明を設ける方法もあります。
どのような雰囲気の空間にしたいか、を是非検討して頂き設計者と共有出来れば、失敗を少なく出来ると思います。
失敗しない住まいづくりは、RCdesignまでお気軽にご相談ください。