春の「カビ」対策は今が狙い目。寝室やカーテン、湿度に気をつけてもう悩まない
寒さが和らぎ、気温が上がり始める春。窓を閉めきる花粉対策や洗濯物の室内干しが原因で、室内はカビが発生しやすい環境が整っている可能性も…。
2025年3月25日 20時0分 ESSE-online
冬のカビは今のうちに
まだまだ実際は乾燥した状態が続いていて、全国的にも山火事が発生してしまう程の状況ですし、何よりも花粉や黄砂が飛来して来ていますので、一定の加湿が必要な状況は変わっていないかもしれません。
しかしながら、断熱性能の低い家に住まわれているご家庭では、例年通り冬の季節は窓ガラスに結露を発生させていたに違いありませんので、寒さの緩んだこの時期に冬のメンテナンスを行なっておかれることは、非常に効果的だと思います。
記事にも書かれていましたが、スギ花粉の季節は、花粉が入り込まないように窓を閉めきっている方も多いのでは。また、季節柄、寒さが残っているので窓を頻繁にあける機会も多くありませんよね。
ただし、気温が上がり始め、家の汚れである「栄養」と「湿度」に加えて「温度」の条件が整い、春はカビが発生しやすくなる季節。この3つのなかで、コントロールできるのは、汚れである「栄養」と「湿度」です。気がついたらカビだらけ…にならないように今のうちに対策しましょう。とのことです。
換気はもちろん大事
洗濯物の室内干しや、窓を閉めきることで室内に湿気がこもると、カビが増殖しやすい環境になります。そこで、湿気を逃すために、朝晩の花粉の少ない時間帯を狙って換気をしましょう。
リビングは家族がいなくなった夜の間に、寝室は起床後の朝5分だけでも換気をするのが効率的です。部屋の端から対角線上にある窓2か所をあけると、効率よく短時間で換気できます。とも書かれていました。
こと室内の換気ということでは、現代の家なら当然24時間換気システムが設置されていると思いますので、基本的には特に窓を開けて換気をする必要はありません。
むしろ窓を開けたことによって、花粉や黄砂が家の中に入ってしまったり、天候によっては湿度を押し込まれることから、室内の湿度を上昇させてしまうこともありますので注意が必要です。
除湿剤に注意
さらに記事にあったのは、家じゅうの除湿剤を確認して、期限が過ぎたら交換して新しいものに取り換えましょう。
とくに普段あけることのない押し入れや収納棚の中は空気が停滞し、内部に湿気がこもりがち。同様に、洗面所の下の収納、キッチンのシンク下収納、下駄箱も湿気がたまりやすい場所です。
除湿剤を新しく設置し直して、カビが増殖しないようにします。よく乾燥した日に扉をあけて内部に空気の流れをとりこみ、乾かしておきましょう。サーキュレーターや扇風機を使って風を送り込むと効率的です。ということでした。
湿度管理が大事
また、カビ対策としては、サッシレール周りの汚れを落とすことや、カーテンやシートを洗濯するなども取り上げられていましたが、寒さが緩んできた今がカビを防ぐチャンスです。少しずつ対策を進めておきましょう。
これはいつもお伝えしていることですが、家の湿度は体感しにくいものです。湿度計を各部屋に置いておくと湿気のコントロールの目安になりますし、湿度は必ず湿度計の数字で判断していただけると嬉しいです。
カビない家をお探しなら、高気密・高断熱で材質は強アルカリの多孔質、24時間換気が実行されていれば、カビの発生は抑えられるでしょう。
是非RC住宅をご検討ください。