「建設業に就職して良かった」経験者の6割強 理由は「やりがいや達成感ある」が最多に
株式会社NEXER(東京都豊島区)が運営する『日本トレンドリサーチ』と株式会社RSG(東京都千代田区)は、建設業で働いたことがある全国の男女277人を対象に「建設業で働いて良かったこと」に関する調査を実施しました。
その結果、6割強の人が「建設業に就職して良かった」と回答。理由としては「達成感ややりがいがある」が最多となりました。
2023年12月18日 15時55分 まいどなニュース
建設業へ是非
これはなかなか興味深い記事ですが、6割強の人が就職して良かったと思っているのが良い結果と捉えていいのかわかりませんが、それでも概ねお仕事には満足しているということでしょう。
これまで私達建設業は「きつい、汚い、危険」の3K職種代表として、国民の生命と財産を守るために努めさせて頂いてきましたが、私達業界では2024年問題を目前に控え、働き方改革を進めているところでしたので、そんな動きも奏功したのかもしれません。
記事にあった調査によると、全体の64.3%が「建設業に就職して良かった」と回答したということ。そこで、「建設業に就職して良かった」と回答した178人にその理由を教えてもらったところ、「達成感や遣り甲斐がある」(33.1%)、「給料や福利厚生が良かった」(19.1%)、「資格が取れた」(16.9%)などが上位に挙げられたそうです。
調査結果のカラクリ
記事では回答についてのコメントも書いてありました。
▽竣工した建築物が、地図に残った時(50代男性)
▽海外でプロジェクトを担当した(80代男性)
▽お客様に喜んでもらえたときの達成感にやりがいを感じるから(30代女性)
▽工事完成後の構造物を見たとき(70代男性)
などなど。
何とも素晴らしい職業ではないでしょうか。と言ったご紹介をしたかったのですが、実はこの記事には続きがありまして、調査対象にはすでに業界を離れた方も含まれていて、しかも対象年齢が比較的高い人も多く回答されているようでした。
したがって、中にはバブル時代を経験された年代の方も多くいらっしゃったようで、それが「給料や福利厚生が良かった」という回答につながったのではないでしょうか。
現状はどうか
では現在の業界はどうかというと、先ほども書きましたとおり、業界を挙げて働き方改革に取り組んでいるところですので、徐々にではありますが間違いなく改善の方向に進んでいるように思います。
大きな時代の流れの中では、日本の人口やその年代比率が急激に変化している中、持続可能を求められていますので、より高度な技術が必要になっています。
しかしながら、一方では就業人数が確実に減少しておりまして、人材および人財不足はより危機的な状況となっています。
ご存じかもしれませんが、すでに最貧国となってしまった日本には、外国からの労働者を向け入れることが難しくなってきていますし、もちろん日本人の技術者や技能者はもうすぐ絶滅を危惧する範囲に入りそうです。
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