家づくり講座第527回
昨日の雪は残らないで良かったですね。花粉が猛威を振るっておりますので、くれぐれもご自愛ください。それでは土曜日恒例の家づくり講座第527回をお届けいたします。どうぞお付き合いください。
住宅ローンの検討項目
さて、どの金融機関で、どんな住宅ローンを利用するか検討する時、
・金利
・事務手数料などの諸費用
・繰り上げ返済の手数料や方法
・団体信用生命の金額や内容
などを比較する方って多いですよね。
ネット上にも、複数の業者の比較サイトなど便利なサイトがたくさんあります。もしかしたら、もうあなたも利用したことがあるかもしれませんね。(私はあります^^)
追加項目
ところで、検討する際の項目に、ぜひ追加してほしい項目があります。
それは、『管理のしやすさ』です。
メインバンク以外から融資を受ける場合、新しく口座をつくらなければなりません。そして、そこに毎月一定額を振り込んでいきます。
一つの口座にしか給与振り込みをしない会社に勤めている人は、給与が振り込まれるたびに、メインバンクから住宅ローン用の銀行にお金を移さなければなりません。
この時、より低金利にするために『公共料金など、複数の支払い口座として利用すること』を条件として契約し、その金額が一定でない場合は大変です。
毎月必要額をチェックし、過不足なく送金する生活が何十年も続くことになります。
もし近くに支店が無ければ、入金や記帳のたびに遠くの支店まで足を運ぶことになります。
コンビニや近くの銀行で対応できても、手数料がかかることもあります。
数字だけでは見えないことも
もし、
・複数の口座に給与振り込み可能な会社に勤めている
・引き落とし額は毎月一定である
・記帳しなくても、ネット上で口座管理ができる
などの条件が揃っているなら安心ですが、そうでない場合は、『管理のしやすさ』もぜひ比較してみてください。
そういえば、ネット銀行の住宅ローンを利用していた知人が「妻に任せっきりだったから、IDもパスワードもわからない」と焦っていたことがありました。
長い返済期間中には、入院・介護・突然の死去など、管理していた配偶者に質問できない場面もあります。
1人に全て任せるのではなく、夫婦で協力しながら管理すれば、ローン残高が減っていく喜びも毎月共有できますよ。^^