住宅ローン「固定金利」大手銀行で来月から一部引き上げへ…今後さらに上昇も
大手銀行の住宅ローンの固定金利が来月から一部、引き上げられます。先週の日本銀行の金融政策の修正を受け、今後さらに上昇する可能性もあります。
大手銀行3行は、10年固定型の住宅ローンについて、来月から適用する基準金利を引き上げました。
2023年7月31日 14時44分 日テレNEWS
心配の種
いったい日本はどうなってしまうのでしょうか。と不安に思われている方も多いことと思います。こと現在すでに住宅ローンを抱えている方や、これから借りる予定という方におかれましては、心配のタネとなっているかもしれません。
今回は固定金利について、0.1%前後上げられるようですが、そうは言ってもまだまだ低金利の状況に変わりはありませんし、変動金利についてはまだしばらくは影響はないと思います。
長期金利の上昇
記事によれば、三菱UFJ銀行が7月の3.47%から3.56%に、三井住友銀行が3.44%から3.54%に、みずほ銀行が3.25%から3.30%に上昇します。長期金利が上昇傾向にあることが要因ですと書かれていました。
31日の長期金利は、先週の日銀の政策修正の影響から0.6%を超えていて、今後も住宅ローンの固定金利が上昇する可能性はありそうですね。
もちろん現在利用者の多い変動金利については、変更はありません。
固定金利の場合
この日銀の政策修正を受けて長期金利が一時0.6%を超えたというのは、およそ9年ぶりの高い水準をつけたということのようです。
専門家も「住宅ローンの固定金利に影響が出る可能性」を指摘していますので、固定金利でのご利用をお考えの方は、少しでも早い契約を目指された方が良いでしょう。
本日、週明けの東京債券市場では、長期金利が、一時0.605%まで上昇したということでしたが、これは日銀が先週の会合で、長期金利について、それまで「0.5%程度」としてきた上限を超えることを容認したことで、金利の上昇圧力が高まっているようです。
ご存知の通り住宅ローンの固定金利は、長期金利の水準を反映して決められることから、「現在の金利動向をふまえると、9月に固定金利は0.1~0.2%程度上がることも考えられる」と分析していました。
今が残された低金利のチャンス
健全な状態で言えば、もう少し金利の水準は高くても良いのではないかと思いますが、デフレ期間の長かった日本では、その負の遺産が克服出来ていないように思います。
そんな諸々の状況を考えると、短期の金利が上げられることはなかなかハードルの高い話だと思いますので、もう暫くは低金利時代のメリットを受け入れておくことも必要かもしれません。
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