「住まいに求めること」各国の違いは…タイ、アメリカ「キッチン」、ドイツ「庭・バルコニー」、日本は?
住まいや住環境に求めることは、各国でどのような違いがあるのでしょうか。
そこで、日本、中国、タイ、インド、アメリカ、ドイツの6カ国に住む20~69歳の男女(各国500人)に調査をしたところ、日本と中国は「日当たりが良い」、タイ、アメリカは「キッチンが使いやすい」、インドは「セキュリティがしっかりしている」、ドイツは「庭・バルコニーがある」が最多となり、各国の特徴が出た結果となりました。
2023年3月30日 15時30分 まいどなニュース
日本の常識は世界の・・・
弊社でも、外国籍のお客様や外国での生活が長いお客様が、年々増えている状況の中で、お打ち合わせを進めさせて頂いていると、日本のこれまでの常識を疑いたくなることも結構ありますね。
それはその地域による気象条件や治安、生活スタイルの違いによって、住まいに求める優先順位も違ってきて当然だと思いますが、中にはなんら科学的根拠の無い間違った習慣が残っている場合もありますので、今の時代に合った知識への更新をしなければいけません。
生活の本質
さて、今日の記事では、2022年12月に「グローバル生活実態・意識6か国調査(2022年)」と題してインターネットで実施した調査だということです。
まず、調査の結果「住まいの周辺環境に求めること」として、日本、中国、タイ、アメリカでは「治安が良い」(日本59%・中国64%・タイ72%・アメリカ60%)が最多となったということ。
他にインドは「家族が住んでいる場所へのアクセスが良い」(65%)、ドイツは「自然や緑がある」(63%)が最多であるほか、「治安の良さ」(インド64%・ドイツ50%)も3番目までに挙げられていたそうですので、安全を意識する動物的な感覚は今も持たれているようです。
続いては、「住まいに求めること」で、日本と中国は「日当たりが良い」(日本54%・中国72%)、タイとアメリカは「キッチンが使いやすい」(タイ61%・アメリカ56%)、インドは「セキュリティがしっかりしている」(70%)、ドイツは貸し庭文化もあることから「庭・バルコニーがある」(65%)が最多と、各国の特色が出る結果になったとありました。
日当たりと貸し庭文化
確かにそれぞれの国で優先順位が違うのもわかる気がいたしますが、相変わらず日当たりを気にするところが、日本と中国の共通項目というところは、少々残念ではあります。
一方でドイツの貸し庭文化というのは、なかなか楽しい文化ではないでしょうか。この辺りは日本でも見習っていきたい文化の一つではないでしょうか。
さらに2位には、日本は「収納スペースが広い/多い」(44%)、アメリカとドイツはペット飼育率が高いことから「ペットが飼える」(アメリカ49%・ドイツ47%)がランクインしていたのも特徴的な結果ですね。
生活に家事は欠かせません
次の質問は「家の中での困りごと/負担になっていること」についてでは、日本は「水回りの掃除」(26%)、中国は「献立を考える」(36%)、タイ、インド、アメリカは「食器洗い」(タイ52%・インド41%・アメリカ28%)、ドイツは「片付け・整理整頓」(24%)が最多になっていたということでしたので、これも国民性ということになるのでしょうか。
お休みの過ごし方とか
最後の設問では、「普段の余暇時間に家で行っていること」に対して、6カ国すべてで「テレビを観る」(日本65%・中国67%・タイ65%・インド76%・アメリカ71%・ドイツ76%)がトップだったということですので、世代交代にはもう少し時間がかかりそうです。
一方で、ドイツを除く5カ国では2位に「動画共有サービスを観る」「SNSをする」などインターネット関連の項目が挙げられたのに対して、ドイツは「料理、お菓子作り」(57%)が2位にランクインしていたのも面白いですね。
今回のアンケートでも、日本人の防災意識があまり高まっていないことが明らかになったのではないでしょうか。
私たちのお願いとなりますが、住まいに求めることとして、まずは「強さ」を考えて欲しいのです。
どんなにデコレーションしても、どんな高価な設備を設置しても、燃えたり変形してしまっては財産を守ることはできません。是非RC住宅をご検討ください。
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