住宅街に“不審な石” 犯罪のサインか 神戸
先月末ごろから、神戸市で住宅の門に「小さな石」が置かれる事案が頻繁に確認されたことから警察が、巡回を増やし警戒を強める事態になっています。
騒動の発端は先月29日、「若い男2人がインターホンを鳴らし、門扉を勝手に開けようとしました」という1件の110番通報でした。
2025年2月10日 8時58分 テレ朝news
ご注意ください
これはちょっと怖いニュースですね。
以前から話にあったのは、玄関扉のに小さなマークやシールが貼られていたり、電気やガスのメーターに記号が書かれていたりするのも、犯罪の標的にされている可能性があるということで、注意喚起されていましたね。
マーキング
記事によれば、門の前には、不法侵入しようとする男2人の姿が。2人が立ち去った後、家の周辺を確認すると、門やガレージ付近に1センチから3センチほどの石が置かれていたのです。
周辺では、似たような石が14軒もの住宅に置かれているのが見つかりました。
警察が警戒するのは、窃盗グループによる「マーキング」です。
石は門やガレージを開け閉めすると落ちるような場所に置かれていて、人の出入りを確認している可能性があるということです。と書かれていました。
なんとも不気味な感じですね。やはり常日頃から自宅周辺を意識して観察しておくということも大切で、何気なく過ごしていると、小石が置かれていることも見逃してしまうかもしれませんし、何かいつもと違う違和感が大事です。
対策を考える
今日のニュースを受けて、私たちは住宅の防犯対策について改めて考える必要があるのではないでしょうか。不審な行為にどう対応すべきか、そして安心できる住まいを実現するための具体的な対策について考えてみます。
1. “不審な石”は犯罪のサインなのか?
近年、住宅を狙う犯罪手口は多様化しています。不審者が特定の家をマーキングすることで、後から侵入しやすい家を見分けるケースがあるとされています。
例えば、石や枝、シールなどを使って「この家は留守が多い」などの情報を共有する
玄関や郵便受けに目印を残し、長期間そのままになっている家をターゲットにする
こうした行為は、空き巣や特殊詐欺の予備動作とも考えられるため、発見した場合は注意が必要です。
2. 住民ができる防犯対策
住宅の防犯を強化するために、次のような対策が有効です。
① 家の周囲の異変に敏感になる
玄関や駐車場、庭に見慣れない物が置かれていないか定期的に確認する
不審な石やシールなどを見つけたら写真を撮り、警察や自治会に報告する
② 防犯カメラの設置
住宅の周囲を監視できるカメラを設置し、抑止効果を高める
最近ではスマホと連携し、外出先でも映像を確認できる防犯カメラが人気
③ 近隣住民との情報共有
地域の防犯ネットワークを活用し、不審な活動があった場合は即座に情報共有する
町内会や防犯パトロールに参加し、コミュニティの安全を守る
3. 安全な住まいのための設計
防犯対策は、住宅の設計段階から考慮することが重要です。特に、鉄筋コンクリート(RC)造の住宅は、防犯性の観点からも優れた特徴を持っています。
① 強固で燃えない構造のRC造は木造と比べて外部からの侵入が困難で、窓やドアを強化すればさらに安全性が向上します。
② 適切な照明設計家の周囲を暗くせず、人感センサー付きの照明を設置することで、不審者が近づきにくい環境を作ることができます。
③ セキュリティ設備の導入オートロック、スマートキー、防犯ガラスなどを取り入れることで、侵入のリスクを大幅に軽減できます。
4. 防犯意識を持ち、安心できる暮らしを
不審な石の発見がニュースになるほど、私たちの生活の安全は常に脅かされる可能性があります。しかし、適切な対策を講じることで、犯罪のリスクを減らし、安心して暮らせる環境を作ることができます。
私たちは、住まいの防犯性を高めるとともに、地域のつながりを強化し、犯罪を寄せつけない環境づくりを進めていくべきです。安全な住まいづくりの一環として、RC住宅を選ぶことも、防犯対策の有力な選択肢のひとつとなるでしょう。
日々の小さな気づきが、大きな被害を防ぐ第一歩です。皆さんも、住まいの防犯対策を見直し、安全で快適な暮らしを実現しましょう。
まずはお気軽に住まいに関するご相談をお聞かせください。