夫婦の約8割が「夫婦別空間」を支持 いま話題の新・間取り基準「LDK+M」とは
近年、家族団らんの「LDK」に加え、自分だけの集中空間「+M(メンタルパフォーマンス(メンパ)空間)」を確保する新しい暮らし方が注目されています。女性向けキャリアスクール『SHElikes(シーライクス)』を運営するSHE株式会社(東京都港区)と株式会社オープンハウスグループ(東京都千代田区)が実施した「ライフステージ変化に伴う、キャリアと住環境」に関する意識調査からは、現在の住環境に対する悩みや、理想の住まいに求める条件についてのリアルな本音が浮き彫りとなっています。
2026年8月19日 15時30分 まいどなニュース
新たなキーワード
これまた新たなキーワードを作られたようですが、ご存じだったでしょうか。どのようなものなのか一応おさえておきましょう。
今回の調査は、関東1都3県で実施されたということですが、こと住まいに関する意識では地域格差もあるように思いますので、一律ではないということを前提として結果を見てみましょう。
メンパ
記事では、調査によると、現在の住環境において「仕事や学習などのメンタルパフォーマンス(メンパ)の低下を感じている」とした人は全体の51.0%。特に女性では63.2%(男性の約1.7倍)と高く、多くの人が自宅環境に課題を抱えていることが明らかになりました。とのこと。
なんと、メンパというメンタルのパフォーマンスが低下しているということを、半数以上の方が感じているということで、ご自宅の環境に問題があるという方がこんなにも多いことにびっくりですね。
住環境が悪化?
そこで、主な要因として挙げられたのは「通勤時間の長さ」(48人)や「独立した集中スペースの不足」(46人)。特にLDK(リビング・ダイニング・キッチン)のようなワンフロア型の空間では、家事の視覚ノイズや生活音が集中を削ぐ一因になっている様子が見て取れました。とありました。
そうですか、残念ながらこれまでの日本では、おおよそ標準とされてきた内容だと思いますので、既存のストック住宅ではパフォーマンスを上げることは難しいということかもしれません。
単身者ではワンルームという間取りに住まわれている方も多いでしょうし、ファミリータイプでもLDKタイプがほとんどでしょうから、独立した集中スペースとなると、それなりのリフォームが必要になりそうです。
時代の変化
ちょっと前に流行った間取りで、間仕切った個室を作らずにゆるいエリア分けをする程度という形がありました。この時は家族のつながりが大切でコミュニケーションの取りやすいプランと言われていましたね。
もしかすると、そんな流れの反動が今回のメンパにつながっているのかもしれません。
夫婦別空間
次に書かれていたのは、そうした中、夫婦関係を良好に維持するためにあえて物理的な距離を保つ「戦略的夫婦別空間」に対して、全体の78.6%が肯定的な回答をしており、不仲だから離れるのではなく、「お互いのキャリアや時間を尊重し、個の集中空間や聖域を守る」という前向きな意図から別空間を設ける考え方が、共働き世帯を中心に共感を集めています。とありました。
さらに、「もし自由設計で家を建てられるなら、こだわりたいポイント」を聞いたところ、パートナーと程よい距離感を保ち、互いの聖域を守る「空間の独立性」(35.6%)や生活動線(リビング・キッチン)から完全に切り離された「集中フロア・部屋の確保」(31.7%)が上位に挙がりました。
こうした背景から注目されているのが、家族団らんの「LDK」に自分専用の「+M(メンパ空間)」をプラスした住まいです。と書かれていました。
夫婦で寝室別という考え方は、すでに10年以上前から徐々に広がってきていましたので、ようやく一般的に認識されるようになった感じでしょうか。
大切な睡眠をより良いものにするには環境が大切ですが、空調や明るさなどでは個人の好みや感覚に違いがありますので、同じ環境で睡眠をとるということは難しいものだと思います。
昭和の話?
記事では、自宅内に自分専用の「+M(メンパ空間)」を希望する人は全体の75.7%に達し、限られた敷地でも縦の空間を活用できる「多層階住宅(3階建て等)によるフロア分離」を有効と評価した人は68.4%にのぼりました。とありました。
なんだか昭和の頃の話を聞かされているような感じがします。日本の家がウサギ小屋と言われていた時代、居間のちゃぶ台を片付けて、家族が文字通り川の字になって寝ていた。そんな家族が多かった時代です。
もしかすると、現代においても同じような環境で暮らされている人が多くいらっしゃるということなのでしょうか。
さらに、女性の64.2%が「通勤時間の削減(職住近接)がキャリアに絶大なプラスになる」と回答しており、広い家を追求するだけでなく、都心・好立地による「時間の創出」と、縦の空間設計を活かした「集中空間の確保」を両立させることが、現代のビジネスパーソンにとって重要な住まい戦略となりつつあることがうかがえました。と書かれていました。
やはり時代は繰り返されるように感じますね。都心の不動産が高騰したことで、徐々に郊外へと住まいを求める人が移って行き、一巡すると次はまた都心を目指すという流れが、今もまた起こっているのでしょうか。
メンタルヘルスと家族関係
当たり前のことですが、子どもといえども一人の人間として個室を用意することは当然必要です。それは大人であってももちろんのこと、個人のプライベート空間をたとえ小さくても設けるようにしましょう。
メンタルヘルスに不調を抱えている人が多くなっていることは事実としてありますが、その原因が個室の不備ということだけではなく、社会の空気感やシステムの不備もしくは教育なのか、私にはわかりません。
私的には家族が集まるリビングを大切にしたいと思いますし、リビングで各々が別なことを行っていても良いんです。同じ時間に同じ空気を共有していることを大事にしたいです。
メンパに優れた住まいをお探しなら、是非お気軽にご相談ください。






