「ムダな節約」と「効果的な節約」の違いって何?
帝国データバンクの調査によれば、2025年には主要な食品メーカー195社で約4000品目の値上げが見込まれています。これまでの物価上昇でも家計のやりくりが大変だと感じている方は多いでしょうが、今後さらに負担が増える可能性があります。
そこで今回は、「ムダな節約」と「効果的な節約」の違いを解説し、家計管理に役立つポイントをご紹介します。
2024年12月24日 11時30分 All About
インフレと家計
本当に、ここ数年のインフレときたら尋常じゃないレベルで、私たちのような建築業者も皆さん悲鳴を上げている状況です。
もちろんそれは一般家庭の家計も同様で、実質賃金が下がっている状況は家計を圧迫し、今後もさらに負担が増えるという予想もありますので、自ら何らかの防衛策を行なっていかなくてはなりません。
記事にあったムダな節約というものはどのようなものかというと、体や心の健康に悪い影響を与えるものとしていました。健康を損なったり、ストレスをためたりするような節約方法は、長い目で見ると逆効果になりがちです。
ムダな節約とは
例えば、次のような例があります。
●食費を過剰に削る
安さだけを優先して栄養バランスを無視した食事を続けると、健康を害する恐れがあります。身体が不調になり医療費がかさむことにつながる場合もありますし、気力や元気がなくなってしまうと、日々の仕事にも悪影響を及ぼしてしまうでしょう。
●必要な暖房や冷房を我慢する
寒さや暑さを無理に耐えるのは危険です。体に大きな負担がかかるだけでなく、低体温症や熱中症のリスクを高める可能性があります。
●ストレスをためる節約をする
クーポンやセール品を追いかけて、何軒ものスーパーを回るような節約は、時間や労力がかかり過ぎてストレスの原因になります。その結果、生活の満足度が下がることも。
●急激に好きなものを我慢する
カフェ巡りが好きな人、コンビニスイーツ好き、美容グッズが好きなど人にはそれぞれ好きなモノ・コトがあります。節約のためとはいえ、全てやめてしまうとイライラのもとになってしまいます。
如何でしょうか。一口に節約と言ってもそのスタンスが大切で、あまりにもそれに固執してしまうと大切なことを見逃してしまう可能性もあります。
節約は、無理なく続けられることが一番大切です。無理を重ねてしまうと、リバウンドで余計な出費を招くこともあるため、健康と心の余裕を大切にした方法を選びましょう。
効果的な節約とは
一方で、記事にあった効果的な節約とはどのようなものかと言うと、自分軸を持ち、優先順位を定める
自分の価値観を軸に「何が大事か」をはっきりさせることから始まります。
●優先順位をつける大切さ
節約を成功させる鍵は、自分や家族にとって「本当に大切なこと」に優先順位をつけることです。健康や家族との時間、趣味やスキルアップなど、人生の中で重視したいポイントは人それぞれ異なります。この優先順位を明確にすることで、無駄な支出を自然と削減できるようになります。
●固定費を見直す
家計の固定費(家賃、光熱費、通信費など)は、可処分所得(手元に残るお金)の約40%台前半に抑えるのが理想です。例えば、格安スマホに乗り換えたり、保険を見直したりするだけでも大きな節約になります。
●変動費を工夫する
食費や日用品などの変動費は可処分所得(手元に残るお金)の約30%台後半に収めるのが理想的とされています。値上げが続く食品のうち、菓子などの嗜好品は月に2000円までとルールを決めて節約モードを意識。食費は、あらかじめ3日分ほどの献立を決めて、買うものリストを作ってから買い物に行きましょう。そうすることで余計なものを買わなくなり、食材のロスが激減します。また、買い物の回数も何回も行くより、制限される方が食費を抑えることにつながります。などと書かれていました。
ライフサイクルコストを考えたら
如何だったでしょうか。「ムダな節約」と「効果的な節約」があり、そこを意識しながら取り組めば、きっと良い結果が得られるのではないでしょうか。
健康や心の豊かさを犠牲にするようなムダな節約をするのではなく、自分の価値観に合うことを中心に、無理なく家計全体を見直しする節約の方が効果的なんですね。
効果的で無理のない節約は、RC住宅に暮らすことから始めましょう。