「パリ五輪っていつ始まるんだっけ?」…開幕するまで日本人の“オリンピック熱”が盛り上がらない納得の理由
7月26日(金)に開幕するパリ五輪だが、巷では「実感がない」「盛り上がらない」といった声も数多く聞こえる。だが、いざ始まってみれば案外盛り上がるのではなかろうか。
というのも、五輪の直前はほとんど盛り上がらないというのは、実は毎度のことなのだ。
2024年7月22日 6時13分 デイリー新潮
オリンピック始まります
確かに、結構前からニュース番組でも五輪コーナーが設けられたり、選手たちのインタビューが流されたりしていましたので、もうそろそろなのかなという感覚はありました。
さらにカウントダウンの数字を見せられていたにもかかわらず、さほどワクワク感も感じないままだったのですが、実は今朝になってあと4日と言われて、ようやく今週じゃん!ということで急に目前に迫ってきたように感じています。
そんな抜け作は私だけかと思っていたら、記事にもありましたように意外と皆さんそんなもののようで、ちょっと安心しました。
もちろん選手や各種目の関係者の皆さんにおかれましては、いよいよ本番ということで、期待と緊張、プレッシャーとの戦いがすでに始まっていることでしょう。
競技種目の多さ
記事によれば、直前まで盛り上がらないその大きな理由は、五輪の競技種目であるということ。日頃、メディアに登場しない種目があまりにも多いのだ。サッカーW杯や野球の世界一決定戦・WBCは日本人にとって馴染み深いため、開幕前の代表選考やら敵チームの戦力、グループ分け等でも盛り上がれる。
では「馬術」や「レスリング」の各階級別代表選手をご存じだろうか? 多くの場合、五輪でメダルを獲ってようやくその名前を知るのである。
これは本当にそうですよね。これまでに物心が付いてからでも10回以上は見ているはずですが、いまだに知らない競技があったりしますので、新しい発見もあって楽しめます。
知識が影響
記事では、あくまでも「知識」があることが事前の盛り上がりに影響するのである。としていましたが、それにはもっとマイナーな競技や選手たちにこそ事前にスポットライトを当てて紹介して欲しいものです。
メディアの悪い癖ということでは、たとえば、1984年・ロサンゼルス五輪では、「ラピッドファイアピストルで蒲池猛夫選手が金メダルを獲得しました」という報道がされた。するとここから「ラピッドファイアピストルとはどんな競技だ?」となり、メディアが盛り上げを開始する。
この時は、蒲池選手が福岡県出身であることと、当時絶頂のアイドル・松田聖子が福岡出身で本名が「蒲池紀子」であることから「蒲池選手と松田聖子は親戚か!?」というどうでもいい詮索報道までされるほど、大いに盛り上がった。と書かれていました。
なんとも思いがけず懐かしい話題ですが、「蒲池紀子」と知った時はそれなりに衝撃でしたね。すぐにそんなことはどうでもいいくらい売れちゃいましたから。
メダルの数
そんなことから見ても分かるように、五輪というものは、メダルを取れば突然盛り上がるものなのだ。そして、パリ五輪が盛り上がるかどうかも、メダルの数次第である。私自身もメディア関係者なので、最初から期待値を煽り過ぎるとその結果にならなかった時に社会の空気が「シーン」となってしまうため、楽観的な予想はしないようにしている。と著者さんが書かれていました。
また、記事によれば一部煽りメディアはあるものの、その一方で、冷静な分析については傾聴に値するだろう。アメリカのデータ会社「グレースノート」による4月時点の日本のメダル獲得予想は、金13、銀16、銅20の合計49個となった。
いや、これは相当なものである。ここまでのメダルラッシュとなれば、連日テレビはスタジオの人々がにこやかに拍手をし、メダル獲得選手と中継で話をし、その健闘を称える。ということになっていることでしょう。と話されていました。
本当にそうなってくれれば良いですね。出来ればすぐにでもパリへ向かって現地で応援を送りたいと考えていたんですけど、ちょっと業務が忙しいようですので、残念ですが今回は東京から熱いエールを送り続けたいと思います。
がんばれニッポン!