アパートとマンションの違いは? 自由に名乗ってもよい? 専門家が解説
春に進学や就職、転勤を控え、引っ越しを検討している人も多いと思いますが、賃貸物件の検索サイトを開くと、「アパート」「マンション」という言葉が必ず登場します。どちらも集合住宅を指しますが、建物の構造がよく似ているので、違いがよく分からないことがあります。
アパートとマンションは、何が違うのでしょうか。アパートに分類されることが多い木造の集合住宅をマンションと名乗って貸し出してもよいのでしょうか。
2023年2月6日 6時10分 オトナンサー
いかがでしょうか?
確かに、この問いに明確な回答ができる大人は意外にも少ないかもしれません。
問題なのは、初めての一人暮らしなどで賃貸物件を借りようとしている若い方。まだ社会経験が無かったり、社会通念もあまり蓄積されていない中で、家賃の数字だけで物件を選ぼうとされてしまいますと、安全を担保することが出来ない可能性があります。
回答から先にお話しすれば、明確な定義はない、ということになります。記事にもありましたが、アパートもマンションも、いずれも一般的に広く使われている名称で、建築基準法では共に「共同住宅」に分類されます。
ということで、法律上での区別や定義はありませんので、一般的な社会通念として、アパートは「木造または軽量鉄骨造で2~3階までの共同住宅」ということになっています。一方のマンションは「鉄筋コンクリート造の共同住宅」を言うことが多いのではないでしょうか。
そんなおおよその区別がありますが、それぞれのメリットとデメリットを記事でも書かれていました。「アパートは家賃が比較的安いのがメリットですが、防音性や防犯性が低く、地震時の揺れが大きい傾向にあるのがデメリットです。反対に、マンションは、防音性や防犯性が高く、地震時の揺れが小さいですが、家賃が比較的高い傾向にあります」と、それぞれのメリット、デメリットが書かれていました。
これに補足させていただくと、アパートでは光熱費の負担も大変大きくなってしまいますが、マンションなら光熱費が低く抑えられますので、お財布に優しいですね。
もし、自分の娘が一人暮らしをしようとしていたら、まずは地震や台風、火災に強いマンションを選ぶことをお勧めするのではないでしょうか。まさか少しの価格差でアパートを借りることを指導するはずはありません。
共同住宅も一戸建ての専用住宅も、結果はあまりにも当然ですが、RC住宅一択ですね。
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